分散型ウォレットサービスを開発・運営を行うMoonstakeは4月15日、Polygon Networkのサポートを実装することを発表している。このアップデートにより、Moonstake ウォレットのユーザーは、ウェブ版とモバイル版の両方で、MATICコインだけでなく、MATICトークンの送受信や所有ができるようになる。
また、Moonstakeは現在すでにイーサリアム上のORBSのステーキングをサポートしていることから、MATIC標準を使用するトークンとしてポリゴンブロックチェーン上のORBSのステーキングをサポートすることを検討しているという。これにより、ユーザーはより安全でフレンドリーなステーキングプラットフォームを通じて、2つのブロックチェーン上のORBSを利用でき、マルチチェーンステーキングを介して報酬を得ることが可能となる。
Moonstakeは、2020年にアジア最大のステーキングネットワークの構築を目指し、ステーキング事業を開始した。2020年8月に本格運用を開始したMoonstakeのステーキング資産総額は18億ドルに達するまでに急成長し、2021年6月には全世界のステーキングプロバイダー15,000社の中で世界第3位のステーキングプロバイダーとなっている。2021年3月には、DeFiプラットフォーム「Muse.Finance」でDeFiに参入し、今後もDeFi事業を拡大していく予定だとしている。
Polygonは、分散型のイーサリアムスケーリングプラットフォームで、開発者はセキュリティを高水準に保ったまま、取引手数料を低くしスケーラブルでフレンドリーなdAppsを構築することが可能なプラットフォームとなる。Polygonは、イーサリアムのセキュリティ、活発なエコシステム、オープン性などの利点を生かし、Polkadot、Cosmos、Avalancheなどのような本格的なマルチチェーンシステムへと変化させることを可能にする。
【参照記事】Moonstake、Polygonブロックチェーンへのサポートを開始
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