2022.4.6 仮想通貨マーケットレポート【ビットコインは急反落】

※ このページには広告・PRが含まれています

昨日のビットコイン相場は一時47,000ドルを超えて再度上値を模索するような展開になると思いきや、一転急落し朝方44,000ドル台半ばまで下落。

3月あたりまで機能していたレジスタンスラインが45,000ドル付近になることから、本日ここを割れて終わってしまうかポイント。個人的には押し目を作ったと考えて一旦44,000ドル台でロングを作っており、昨日積み増ししていた分は建値撤退で終了している。

トレンドは上方向と見ていることは変わっていないため、とりあえずは52,000ドルから54,000ドルあたりをターゲットにしながらのトレードを行いたい。テクニカルでは200日移動平均線が意識されており、一旦200日で頭を叩かれた格好となった様子。

仮想通貨市場で何かあったわけでもなくニュースも出ていないことから、この売られる動きも一過性と捉えている。その他仮想通貨も総じて下落しており調整局面となった。

一方でテスラ社のイーロンマスクがTwitterの大きな株主となったことを祝っているのかDOGEが上昇。特に上昇に意味はないがご祝儀相場というところだろう。また、マイクロストラテジーが新たに235億円のビットコインを買い増したということで引き続き保有量を増加させている。

ポジションはSOLロング、SHIBロング、FILロングは継続中。

米国市場は株式市場が半導体関連を中心に下落。足元は反発する兆しを見せていたがすぐに押し戻される展開となった。

昨日はFRBのブレイナード理事が来月にもバランスシートの縮小を開始することを支持するようなコメントを出しており、米国債の売りオペを開始する可能性も示唆されていたことから米国債金利は上昇。10年金利は2.59%付近まで上昇してきている。

金利の上昇を受けて米ドルも上昇しており、ドル円は123円台後半へ。黒田総裁から円安牽制発言も出ていたがあまり効果は出ておらず、値動きの抑制に寄与する程度で、予想通り円安が継続することからドル円のロングは攻めやすい環境となっている。

現在のポジションはドル円のロング、ユーロドルは一旦撤退しており、ポンドドルのロングは継続して保有。またNASDAQショートは引き続き保有している状況。

個人的に気になっているのはアメリカの実質金利が上昇してきていることで、実質金利が高まると株価にマイナスの影響を与えることから中長期的な材料としては気にしておきたい。

【関連記事】ビットコインとは?特徴・仕組み・購入方法

仮想通貨取引を始めるなら

The following two tabs change content below.

中島 翔

一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12