2022.3.10 仮想通貨マーケットレポート【ビットコインは反発の兆し】

昨日のビットコイン相場は大幅上昇する動きに。お昼過ぎから急に3,000ドルほど上昇し始めたビットコインは39,000ドル台から42,000ドル台後半まで駆け上がるような動きとなった。

ウクライナ情勢もウクライナがNATO加盟を諦めるような発言や、中立化に前向きな様子で態度を軟化させていることで停戦期待が高まり、ビットコインも株高に支えられて底堅く推移している。

一方でチャートではまだレンジの範囲内であり、一旦は短期的なショートカバーがこの動きを作り出したと考えられるため、ポジションを取るとしても軽めのポジションが無難か。

リスクリワードでいえばここでエントリーするのは悪くないため、ビットコインは押し目を作るなら押し目で買っていくスタンスで考えている。

仮想通貨市場のニュースとしては、アメリカのバイデン大統領が仮想通貨で大統領令に署名したというニュースが流れており、デジタル資産の発展と実現に向けてのコメントは初めて。アメリカでは4,000万人が仮想通貨取引を実現していることも概要報告書で明らかになっている。

オンチェーンのアップデートだが、取引所の残高は引き続き減少傾向にあり、アクティブアドレスは増加している傾向に変化はない。

未決済建玉(2枚目)も価格が上昇する中でも上昇しておらず、buy/sell ratioを見てもあまり短期的な過熱感もない印象。そのため下落幅も限定的と考えている。

米国市場は株式市場が反発。ウクライナ情勢の停戦期待を背景に買われたというよりは短期的なショートカバーがメインか。

昨日で一番値動きが激しかったと思われるのは原油価格であり一時15%以上の下落を見せており、1バレル126ドルから107ドル台まで下落する動きに。

米国債金利は10年で1.95%まで上昇しており、足元為替市場で売られていたユーロやイギリスポンドがショートカバー優勢で急反発している。一方で資源価格の上昇によって上昇していた豪ドルは落ち着いた動きとなった。

ドル円はじり高の流れから116円付近まで上昇しており、米国金利の上昇を背景にドル高で進みやすい中、株式市場の下落に円高で反応する感応度が低下していることから、ドル円は引き続きロングを保有した状態は変わらず。

また、ポジションとしては日経平均のロングは保有し続けており、25,000円台半ばから後半でゆっくりと利益確定していく予定。間違っても行ってはいけないと考えているのは、この反発の急な飛びつきと原油が落ち着くから下落すると思ってショートポジションを作ること。常にリスク管理は大切であり「負けないトレード」を心がけてほしい。

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中島 翔

中島 翔

学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12