昨日のビットコイン相場は上下に激しい展開が継続。37,000ドルから39,000ドル台半ばまで上昇するも、NY時間には株安の動きの中で日中の安値を割れて、37,000ドル台前半まで再度下落。現在は38,000ドルを挟んだ展開で推移している。
正直上下の材料はないとしかいえず、この短期的な値動きに翻弄される必要はないだろう。アルトコインも全体的も右肩下がりの方向となっており、市場環境としては売りサイドが継続していると見るのが賢明。
ビットコインもチャート的にちょっと怪しいなと考えており短期的にはショート目線を持ちながら、中長期的なロング目線は変えておらず。一度36,000ドル試しに行きそうな印象を持っているため、ストップ浅めにショートを検討。
中長期的な視点でのデータをみると、ビットコインの保有しているアドレスが全体で上昇しており、イーサリアムに関しても同様の動きがでていることはいい反応か。とはいえ、短期的な値動きに影響を与えるものではなく、ボディーブローのように後でジワジワ影響が出る一つの材料という程度なので長期的な投資家ならみておいて損はないだろう。
米国市場は米欧のロシア産原油の禁輸を検討という報道によって、原油価格が高騰、インフレ懸念が強まる中で株式市場は下落する流れとなった。
米国債金利は悪い金利上昇とも言える中で上昇しており、10年債金利は1.77%あたりまで上昇している。
原油は1バレル120ドル台まで再度上昇してきており、200ドルまで到達するのではないかという報道がされ始めている。
個人的にはここまで物価上昇が進む可能性がでてくるとスタグフレーションのような形となり、物価上昇止めるために、政策金利の引き上げを行い自国通貨を上昇させてインフレを抑制するような行動に各国中央銀行が出る可能性があると思っているため、現在ショートと思っている通貨の巻き戻しは注意したいところ。
株に関しては少しレンジを引き下げて対応せざる得ないため、日経平均株価のロングも25,000円台割れは何度も分けて買い下がりで対応しつつ上昇すれば25,000円台半ばあたりで利益確定がベターか。
ドル円はどちらにしても上方向にいかざる得ないと想定しているため、数ヶ月スパンでまだ保有している戦略は変わっていない。AUDUSDやAUDJPYは短期トレードで本日は一旦調整安の動きとなっているためロングを検討。AUDJPYは84円付近から買い下がりの方針。
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中島 翔
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