昨日のビットコイン相場は底堅い展開が継続。一時ビットコインは45,000ドルを突破したが、45,000ドルから48,000ドル付近ではある程度まとまった売り圧力がある様子で、43,000ドル付近まで押し戻される展開となった。
市場全体としては特に変化はなく、ビットコインとLUNAが強い状況は変わらず。ロシアではルーブルが暴落している中、ルーブルからビットコインに資産移転をするような動きが見られており、SWIFTから排除はかなり大きな痛手となっている様子。
仮想通貨市場のニュースとしては、ヘッジファンドのシタデルが仮想通貨市場に参入を検討というニュースが流れており、大手ヘッジファンドが参入する動きが強まることはビットコインの価格を後押しする格好となりそう。
ビットコインの資金調達率を見ると取引所全てがプラスで推移しており一旦短期的なショートカバーは完了している様子。
ビットコインのポジションは変わっておらず41,000ドルのロングを保有中。後は押し目は43,000ドル付近まで引きつけてから買い下がっていく方針。ポイントとなるのはフィボナッチでみている42,300ドル付近までの押し目をつける可能性はあると思っている。
米国市場は株式市場が大幅上昇。昨日はパウエル議長の議会証言があり、経済環境が良好なことや、3月利上げを行うことを支持しているというような利上げには積極的なスタンスを明確にしたことで米国債金利は上昇する動きに。10年国債の金利は1.89%と大きく上昇する動きとなった。株高、金利高という動きからドル円は上昇方向となり、115円台後半まで上昇。
ドル円も引き続き115円付近まで下がってくればそろそろ買っていっていいと考えており、何かしら下落する場面があればそこは拾っていきたい。
昨日は原油が1バレル112ドルを突破する場面があり、天然ガスの価格も大きく上昇してきている。どうしてもこのようにコモディティが上昇する局面では、ダイレクトに物価に影響するため、利上げ期待は高まる環境。
ロシアが落ち着くと原油も一旦は落ち着きを見せるが、落とし所が全く見えてこないため、すぐにこの戦争が終わるとも思えないことから安易にショートポジションを取っていくのはまだ怖い印象を持っている。日経平均株価は先物ベースで26,000円台後半まで上昇しているため、一旦ロング方向でみている中26,000円台前半あたりから買い下がっていく方針。
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中島 翔
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