昨日のビットコイン相場は、ロシアがウクライナに侵攻し全面戦争となったことで、リスクオフの動きからビットコインも急落。一時34,000ドル台前半まで下落したが、その後NY時間にアメリカが追加制裁を発表する中で下げ幅を完全に埋める展開に。
日足のチャートでも大きな下ヒゲを形成しており、戦争開始でも下げ止まったことを考えるとここからの下落というのは個人的には考えにくくなっている。
しかしながら、昨日の急反発は戦争という話題で短期的なショートポジションを構築した投資家のショートカバーであることをファンディングレートの推移から感じており、次はロシア制裁からの株式市場の反応でビットコインの価格も変化するだろう。
一旦は昨日の最安値を割るかどうかで判断したいと思っているため、ここから二番底をつける過程では一旦ロングポジションで作っていく予定。34,000ドルを明確に割れてきた場合は損切りで撤退する予定。ポジションは35,000ドルで昨日指値がついており、一旦39,000ドル付近で利食い。再度37,000ドル台後半で1回目のエントリーを行っており、5回から10回に分けて再度エントリーしていく予定。
米国市場は株式市場がバイデン大統領の制裁発表後に急反発。制裁の内容としてはロシア主要銀行に対する制裁を追加措置として発表しており、戦略石油備蓄放出を示唆していることで原油価格が大幅下落する動きとなっている。
ハイテク関連銘柄を中心に大きく買われており、NASDAQは3%超の大幅高。エネルギー関連銘柄が売られている中で再度ハイテク関連に資金が入った様子。ロシア株は一時50%安と記録的な大暴落となっており、ロシアルーブルも急落したことでロシア中銀が介入を行っている。
これからは欧米とロシアの制裁合戦がスタートするということもあり、まだ完全にマーケットが良好になるという状況ではなく、ある意味ここからが本番なのかもしれないため安易なエントリーは控えた方がいいだろう。
ポジションはドル円を114円台で引き続き保有しているが、114.30の指値は通らなかったため一旦キャンセル。日経平均株価も淡々と下でポジションを積んでおり、26,000円台後半から27,000円台前半で分散して利食いをしたいところ。米国株はNASDAQはチャート的にはかなり苦しいという状況と考えているため、短期的には戻り売りではないかと思う反面、今の情勢が落ち着くまではあまり動かない方がいいと考えている。
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中島 翔
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