昨日のビットコイン相場は反落。一時39,000ドル付近まで上昇する動きも見られたが、ウクライナで非常事態宣言が発出され、緊張感が更に高まっていることから株安を背景にビットコインも下落する動きとなった。
仮想通貨市場全体が下落する動きとなっており、価格の値動きとしては特に昨日と大きな変化はない。
ビットコインのサポートとしては35,000ドル付近と考えているが、ロシアが本格的に侵攻したタイミングではそこになる可能性があると個人的に考えているため、引き続き落ち着くまではゆっくり待っておくというスタンスに変更なし。大口投資家の下落時にポジションを増加させている動きも変わっておらず、短期的には下落方向、中長期的には上昇方向という目線は維持しておきたい。流動性が薄くなってきており、値動きに騙しが多くなる地合いのため「休むも相場」と考えて無理してエントリーする必要は全くないだろう。
仮想通貨市場のニュースとしては、エルサルバドルで法定通貨をビットコインにすると決定してから観光客が増加しているというニュースや、メキシコがエルサルバドルに次いでビットコインを法定通貨にするような動きが一部出ているとの報道が出ている。
米国市場はロシアとの緊迫感の高まりから株式市場が下落する中、米国債金利は上昇、米ドルは金利高に支えられ強い状況下、円高圧力も強いためドル円は115円付近で推移している状況。
チャートでもNYダウやS&P500指数等も重要なサポートラインを割り込みそうな動きとなっており、日経平均株価も先物ベースで再度26,300円台まで下落してきており、ここからロシアウクライナ戦争になった場合は25,000円台が見えてくる局面。
機関投資家のポジションはハイテク関連のポジションを大きく落としてきており、キャッシュで保有する動きが加速している様子。どこかで底は拾っていくスタンスは機関投資家の目線であるため、短期的なイベントで下落した局面は拾っていきたいと考えている。
ポジションはドル円を引き続き保有しており、日経平均株価のロングも保有中。日経平均株価は再度26,000円前後で再度拾っていきたいと考えている。
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中島 翔
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