2022.2.18 仮想通貨マーケットレポート【ビットコインはウクライナ情勢に影響を受ける】

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昨日のビットコイン相場は大幅下落する動きに。44,000ドル台で推移していたビットコインだが、NY時間にウクライナ情勢が緊迫化した報道がされ、株安が進行する中、ビットコインも株に連れ安の展開となった。

イーサリアムも3,000ドルを割れる水準となっており、仮想通貨市場全体が売られる動きとなっている。

ファンディングレートをみるとビットコイン含めて大きくマイナス方向に傾いており短期的にはショートポジションが積み上がった格好に。

ビットコインは短期的にレバロングを保有していたが、エントリーポイント付近で入れていた逆指値が刺さってしまい一旦撤退させられている。30,000ドル台後半は大口が以前買ってきている水準であるため、その水準は破られることはないと考えて、再度40,000ドル付近でロングを作っているが最初のエントリーであるためロットは少なめにエントリー中。

仮想通貨市場のニュースとしてはウクライナが仮想通貨取引を合法化したというニュースが流れている。

米国市場は株式市場が急落。NASDAQやハイテク関連銘柄の下落幅が大きい展開に。米国債金利は10年1.96%と完全にリスクオフの展開となった。ドル円は米ドルが下落し、株安からの円高圧力の中114円台後半まで下落。

個人的にはロシア・ウクライナ問題はあるが、戦争となっても戦争後に円安方向で推移すると考えているためこの辺りの水準からはロング方向でエントリー中。ある程度買い下がるスタンスで考えており中期的に保有するスタンス。またクロス円の豪ドルやニュージーランドドルもロングで検討。

日経平均株価は昨日のコメント通り27,200円でロットは少なめに最初のエントリーを行っており、26,800円付近と26,200円付近で再度エントリーできればというスタンスでスタート。

3月の利上げ織り込みをみると0.5%の利上げ確率が30%程度まで低下してきており、短期的な地政学リスクはあるが、米株が下落したタイミングでは短期的には買ってもいいかと考えている。しかし米株自体に割高感は否めないため、長期的なロングはちょっと保有しづらい印象。

米株のそれぞれのチャートをみると、NASDAQが弱いことを確認できるチャートとなっている。また、米国の代表的な小型株指数として知られるラッセル2000指数も弱い状況。

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中島 翔

一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12