2022.2.10 仮想通貨マーケットレポート【ビットコインは堅調な地合い】

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昨日のビットコイン相場は底堅い展開が継続。43,000ドル前半まで下押しする場面も見られたが、下を攻める動きは限定的とあっており、再度45,000ドルを伺う展開となった。

昨日は取引高を見ても多くはなかったことから、一旦ここら辺で様子見気分の様相にも見えるが、個人的には50,000ドルを伺う展開になりやすいと考えているため、淡々と下落局面ではロングで短期的にも攻めていく予定。機関投資家のフローも3週連続で流入しており、オプション市場でもアップサイドのストライクプライスが買われていることからもセンチメントは大分改善していると言えるだろう。

イーサリアムも3,000ドルのサポートラインで綺麗に反発してきており、アルトコインが強含んでいることもイーサリアムとしてはいい動き。

しかしながら筆者が昨日押し目で買いたいと言いつつ、結局買えていないという点は反省点。

仮想通貨市場のニュースとしては一つ個人的に面白いと思ったニュースが出ており、宗教法人がメタバースの世界で活動し始めているというもの。仮想世界で聖書の一節が生成された映像で浮かび上がり、牧師が説明するというもので、宗教にもメタバースが広がっているというのは近代的な動き。

またAaveがソーシャルメディアプラットフォーム「Lens Protocol」を発表している。

米国市場は株式市場が続伸。NASDAQは2%高の動きとなっており、一旦売られ過ぎの水準から回復する動きが続いている。先日の決算で大きく売り込まれたメタ(Facebook)にも押し目買いが入っており、一旦悪材料は通過したと判断されているか。

米国債金利も10年で1.94%で推移しており2.00%まで後少しとなる中、一旦金利上昇の一服する動きとなっている。

ドル円は115円台半ばの動きとなっているものの昨日は米ドルが売られる中円安に支えられた格好。

本日のCPIを控えているためあまり方向感は出ない1日となりそうなため、トレンドが出ると期待するようなポジション取りは行わず、デイトレードならレンジでの相場を意識した戦略になると考えている。ドル円は115円台後半でショートし半ばから前半での利食いが行いやすいか。下にも攻めにくいため、ドル円が115円台前半まで下落してくれば20pipsから30pips狙いでロングもあり。

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中島 翔

一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12