昨日のビットコイン相場は小幅下落。38,000ドル台で推移していたビットコインだが、足元続いていたじり高基調も続かず36,000ドル台後半まで下落する展開に。

イーサリアムはビットコインと比較すると僅かながら堅調な地合いとなっており戻り局面でも反発が強かった印象。昨日はイーサリアムもビットコインと同様に下落する動きとなっている。
ビットコインは明日の雇用統計までは大きな値動きは期待できないが、チャートでは一旦重要な局面というのはマーケットの共通認識でもあることは覚えておきたいところ。
個人的にはオンチェーンを見てても、短期的なレバレッジ勢がショートを作り行っているところを考えても、そこまで悲観的には見ておらず、昨年の高値から3ヶ月程度の下落局面を作っている状況下、半年もこの動きが続くとは思えないため、株式市場が急落しない限りビットコインもこの水準からはロングで回転させていくプレイの方がやりやすいと考えている。
オプション市場でもダウンサイドリスクに対しては1月である程度備えられており、下方向のプットオプションのポジションは構築し終わっている印象。
米国市場は株式市場が続伸。今週の雇用統計が控える中である程度先月の下落分を取り戻すような展開が続いている。しかし仕掛けるような動きもなく、押し目と考えた投資家の買いが淡々と入っている様子で、最近ではFRB高官も株式市場を崩さないように気を遣っていることもあり、一旦は下落しにくい環境になりつつある。
昨日のADP雇用統計は予想が18万人増に対して30万1千人の減少と、予想外に悪い数字となった。
一方でユーロが大幅上昇。ECBの政策会合を控え、インフレが進行する中で緩和策縮小と利上げが意識されており、イギリスのBOEも利上げを行うとの予想が強まる中ユーロも意識された格好となった。
米ドルは下落する動きが強まり、ユーロドルは日中を通して上昇する動きとなり、ドル円は一時114円台前半まで下落する動きとなっている。
ドル円は114円台前半でロングを仕込んでおり、2回目の積み増しを行っている状況。日経平均株価のショートは27,000円付近では利益確定したいと考えており、NASDAQのショートは引き続き保有中。
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中島 翔

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