昨日のビットコイン相場はじり高の展開に。引き続き方向感が出ているわけではないが、株式市場が堅調な推移となる中、ビットコインも崩れる様子はなく推移している。

一時39,000ドル台前半まで上昇する場面も見られていたが、上値を追っていくような様子もなく、取引高も大きく増加しているわけではないため、一時的な動き。
チャート的には引き続き両方向ともに可能性があり、短期勢はトレンドに沿ったレバレッジでのショートポジションを保有している中、この辺りの水準では中長期的なプレイヤーの現物買いが散見されているため、どちらにいってもおかしくないとも言えるだろう。ビットコインの目線は変えておらず40,000ドルで利益確定を行うことを最初のターゲットとして捉えており、サポートは34,000ドル付近。
仮想通貨市場全体も同じような動きとなる中、FTTだけはかなり強い地合いが1週間程度継続しており、FTXの期待値が現れているような値動きとなった。FTXは昨日4億ドルの資金調達を行ったと発表しており、企業価値は320億ドルと大きな仮想通貨取引所となっている。
米国市場は株式市場が続伸。引き続き売られ過ぎのラインから急反発する動きが続いている。ISM製造業景況感指数やJOLT求人指数が予想を上振れしており、金利が上昇する中株式市場の上値が重い場面も見られていたが、コロナ入院患者の減少が報じられると、景気敏感銘柄を中心に買いのフローが入る中、ドル売り株高の動きとなった。
ニュースとしては全体的にFRBの高官からタカ派的な発言が緩まっているような発言が出てきておりこれは相場としては安心材料ともなるか。昨日はセントルイス連銀総裁が50bpの利上げに否定的な見解も出しており、株式市場への影響を軽減させたいような印象を受ける。
ドル円はドル売りの強まりから一時114円台半ばまで下落する場面も見られており、現在も114円台後半あたりでの推移となっている。
ドル円は予定通り、114円台半ばまでの下落が進んだためロングポジションでエントリー中。またNASDAQのショート、日経平均株価のショートも引き続き保有しており、まだポジションはかなり軽いため、ポジションは積んでいく方針。ドル円のターゲットは115円台前半あたりをターゲットとしたい。
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中島 翔

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