昨日のマーケットはFOMCやECB、大型ハイテク銘柄の決算を控えて、株式市場は調整ムード。NASDAQは2%ほど大幅下落しており、足元の上昇に調整が入る展開となった。
今週は中銀イベントの他にもアルファベットやメタプラットフォームズ等大型ハイテク関連銘柄の決算を控えていることもあり、上下に大きく動きそうな印象。
今週のFOMCでは金利先物市場は0.25%がほぼ織り込まれており、3月も0.25%の利上げが織り込まれている状況。3月で利上げが停止されるのではないかとの思惑も出てきており、マーケットはFRBを無視してハト派的なスタンスを期待している様子。
しかしFRBの番記者であるニック記者が昨日はFRBがタカ派的なコメントを出す可能性があることを指摘しており、市場は現在無視しているFRBの意向を再確認して下落する可能性もあるだろう。
ポイントは株式市場がタカ派で反応して株式市場が下落した場合の賞味期限であり、案外現在のセンチメントから見ると長続きしない可能性があるため、下落したタイミングでは買っていきたいと考えている投資家も多いのではないだろうかと考えている。
米国債金利は上昇する動きとなっており、米ドルは堅調な動きに。
ドル円は東京時間に令和臨調での提言を受けて、政策変更の思惑が高まったことから一時129円台前半まで下落したが、NY時間に130円台に回復する動きとなっている。
株式市場は足元上昇しているが、一方でウォール街の投資家は現金志向が強まっており、MMFの流入が2020年5月の準流入を上回る結果となっており、リスク回避姿勢を強めつつの動きが見られている。
仮想通貨市場は大幅調整する動き。ビットコインは24,000ドル台手前まで上昇していたが、足元はイベント前の調整なのか23,000ドルを割れる動きとなっている。
下落はショートが積まれたというよりは短期的なロングが投げさせられたフローが見られており、イベント前の調整という動きだろう。
仮想通貨市場のニュースではTwitterが仮想通貨決済機能を導入する可能性が報じられており、従業員が大幅に減少してサービスが維持できるのかと懸念されており、実際にサービスを拡大できるのか注目だろう。
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中島 翔
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