昨日のビットコインは底堅い推移が継続。FOMCを受けてから仮想通貨市場全体が株式市場の下落に連れ安の展開となっていたが、この動きも継続せず、反発する地合いが昨日は続いた。仮想通貨市場は個別要因で動いているというよりは現在は米国の利上げ見通しや株式市場に振らされている状況。
個人的には一旦FOMCを受けてある程度年内の利上げも織り込んでしまったと考え、ビットコインは40,000ドル以上あたりまでの反発があってもおかしくないと考えている。
ビットコインの資金調達率をみる限りマイナス幅が拡大していたが、足元は落ち着いてきており、縮小方向に向かっている。またオプション市場でも以前お伝えした通り、下落リスクに備えるポジションが構築されているため、ある程度下落リスクには備えていることから下落しにくいと考えるのが自然か。懸念事項としては米国の仮想通貨の大統領令等イレギュラーなイベントが急に公表されると反応する可能性は高いだろう。
米国市場はタカ派のFOMCの流れが継続し株式市場の上値が重い展開。引き続き金利上昇にはネガティブなNASDAQの下落が継続している。
VIX指数をみると30以上まで上昇してきており、この水準まで上昇するとVIXのショートかS&P株価指数のロングを短期的には検討してもいい水準だが、流れからすると戻り売りが足元はベターかもしれない。
米国の金利も昨日は落ち着いており、10年債金利は1.80%まで低下、ドル円は115円台後半まで上昇する動きになっており、ドル円は114円台後半あたりでロングを検討していく予定。
日本株は戻り売りを淡々と継続したいと考えており、26,700円あたりからの売り上がりを想定。
無理なエントリーはせずにできる限り引きつけてのエントリーが大切。世界が金融引き締めに舵を切る中、春節を控えている中国は緩和方向での政策運営を行いつつあり、中国は力技で株式市場を立て直す可能性があることは頭に入れておいた方がいいか。
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中島 翔
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