2022.1.20 仮想通貨マーケットレポート【ビットコインは上下共に方向感なく推移】

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昨日のビットコイン相場は大きな値動きなく推移。引き続き41,000ドルから43,000ドルの間でのレンジでの推移となっている。

短期的な方向性は正直わからないが、目線は変えておらず地合いはよくなっていると考えているため本日のサポートライン(赤色)を割れるかどうか、そして39,000ドルを割れるかどうか次第となるだろう。

またビットコインの短期的な方向性は株価次第な動きにも見えるため、株価が急落する場合はビットコインもサポートラインを割れると思っているが、その他の要因では割れにくいかと思っている。

現在ビットコイン保有者の3割程度が損失が出ているというデータが出ており、また短期的なショートでポジションを保有している投資家の買い戻しは淡々と出ていることがデータから把握できるため、センチメントは一旦底として判断しているような印象。また堅調だったレイヤー1の通貨も下落しており、ADAの下落幅が大きくなっている。

仮想通貨市場のニュースとしては、bitbankがメイカー(MKR)を上場させている。

ビットコインは引き続き昨日と戦略は変わらずビットコインのロングを保有している状態を維持。39,000ドル割れで一旦撤退する予定。上方向に上昇する場合は50,000ドル以上をターゲットに中期的に保有しておきたい。

米国市場は株式市場が続落。NYダウは35,000ドル付近まで下落してきており、完全に利上げが織り込んでいる中、ここから利上げスピードが加速するかどうかが次の焦点。米国債金利についても10年で1.87%あたりを推移。

ドル円は114円台で推移しており、米国債金利の利上げは一旦織り込んでいることから、株式市場が下落する局面でドル円が引っ張られる場合はロングでエントリーする予定。本日は113.80付近から少しずつ買って行きたいと考えており、そこら辺までは引きつけて無理のないトレードをしたい。

機関投資家でも利上げ方向で推移する中、ハイテク関連銘柄の比率を落とす動きが見られており、一方で金融セクターに少し資産を配分する動きが出ている。

次のアクションとして考えるべきことは、「米国の利上げが織り込まれていること」であり、利上げがあるからと短絡的に考えて株式市場が急落するとは考えない方がいい。個人的には米国の株式市場のバリュエーションは以前シラーPEレシオを紹介したようにかなりの割高水準であるため、今買う必要はないと考えている。

日経平均株価は戦略通り28,000円付近でショートを構築しており、ターゲットは27,000円台前半で短期的なトレーディングタッチでエントリーしている。

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中島 翔

一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12