昨日のビットコイン相場は下落。40,000ドルを割れた後株式市場の回復と共に上昇基調だったビットコインだが、昨日は反落する動きとなった。
42,000ドル付近では一旦サポートされると考えているため、短期的にロングポジションで細かく取りに行きたいと考えているが、ここから急激に反発するシナリオもあまり描けないためリスク量を控えめにしたトレードを徹底したい。もしも39,000ドルを割り込む動きになれば損切りの予定であり、そこまでは再度ロングポジションを仕込むタイミングを図る場面と想定している。
現在ビットコインのFear and Greed Indexも21あたりで推移しておりセンチメントが改善されていないことから、個人的には反発の時期に入ってきている材料の一つと考えている。ビットコインの下落の備えはオプション市場を見てもしっかりとリスクに備えられているような数字が見えているため、下落しにくい地合いではあるものの、すぐに上昇するかは定かではないと行ったところ。
昨日はアルトコイン含めてビットコインと同じような動きをする通貨が多い中、ドージコインだけは上昇する動きに。テスラがドージコイン決済を進めていることが背景として挙げられており、足元強い地合いとなっている。
仮想通貨市場のニュースとしては、パキスタン中央銀行が仮想通貨全面禁止にすべきとの見解を示している他、日本ではディーカレットHDが2月にも仮想通貨事業を香港のアンバーグループに売却するとの報道が流れている。
米国市場は3指数が揃って下落。引き続き米国の利上げのスピードが加速するのではないかとの思惑が強くなってきており、株式市場が軟調な展開。NASDAQの下落幅が大きくなっており、ハイテク関連には辛い状況が継続している。
昨日はブレイナード理事がインフレに対してのリスクを強く持っていることをコメントしており、3月の利上げに意欲を示していることは大きなポイント。ブレイナード理事はFRBメンバーでもハト派姿勢の理事であり、ハト派のメンバーがこのようにタカ派のコメントを出していることは重要か。
またアメリカのPPIが公表され予想を下回る前月比+0.2%の上昇に留まっていることはインフレが収まる可能性のちょっとした兆しにも見える。
ドル売りが継続する中ドル円も114円割れまで下落しており、株安ドル売りの流れが続いている様子。個人的にはドル円はこの辺りから買っていっており、113.80まで買い下がり、113.50で一旦ストップアウトする予定。
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中島 翔
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