2022.1.5 仮想通貨マーケットレポート【ビットコインは上値が重く推移する動きが継続】

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昨日のビットコイン相場は一時反発するも、再度上値が重く推移する展開。一時47,000ドル台半ばまで反発し、46,000ドル付近の強力なサポートラインが再度機能する形となったが、NY時間に売られる展開に。

仮想通貨市場全体も同じような動きをしており、全体的に売りフローが強い地合いが継続。昨年強かったSOLやAVAX、AXS、SAND、MANA等GameFiやDeFiの関連銘柄も上値は重く推移しており、リスクアセットが強まる中で仮想通貨市場だけ異なる動きとなっている。

米国でも金利が大幅上昇し株価が上昇する中、仮想通貨だけ置いてかれているような状態となっているため、一旦下を攻めざる得ないか。レバレッジレシオは大きく急騰する動きが継続しており、ロングポジションが増加する中価格が上昇してこないことをみると一旦は下を攻める可能性が高いと判断している。

本日もビットコインは46,000ドル割れのサポートラインを試す展開となりそうで、ここをブレイクするかどうか注目。割れて来た場合は投資家心理も冷え込んでいるため、買いのチャンスと捉えており、43,000ドルアンダーからロングポジションで攻めていきたい。

仮想通貨市場のニュースとしては、NYDIGが申請しているビットコインETFの可否判断を最終的に延期したことが発表されている。

米国市場はNYダウが反発する中、NASDAQは下落。

米国債金利は2年金利から30年金利まで全体的に上昇しておきており、10年債の金利は一時1.68%まで上昇する動きとなった。金利が上昇した背景として単純に国債が株高によって売られたという点だけではなく、利上げを見込んで先に企業の社債が大型発行されているという点がある。

ドル円も金利の上昇と株高の動きから116円台を回復。

気になる点はすでに金利から計算された利上げ織り込みは年内にほぼ3回行うことを織り込んで来ており、ここからさらに金利が上昇するのかはわからず、株価もオミクロンが拡大する中では、恒例の節分天井のような動きにならないかという点。

大きな株価の下落というのは想定していないが、NYダウは2月までに到達しても38,000ドルがいいところと考えており、時期的には一旦調整局面を捉えたいと判断している。そのため日経平均株価も30,000円手前まで到達すればショートでエントリーしたいところ。

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中島 翔

一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12