プロサッカークラブの湘南ベルマーレが、クラウドファンディング2.0を称するFiNANCiE(フィナンシェ)を運営するフィナンシェ社とのオフィシャルクラブパートナー契約を締結したことを、1月21日に発表した。
今回のパートナー契約に伴い、湘南ベルマーレはFiNANCiEを使ってクラブトークンを発行する予定だ。これは国内初のプロサッカークラブトークンになるという。
クラブトークンとは、ブロックチェーンを活用した新しいファンサービス・クラブ応援ツールだ。海外で先行する形で注目を集め、プロサッカーチームとしてはスペインのFCバルセロナやフランスのパリ・サンジェルマンFCなどが既にクラブトークンを発行している。
ポイントのように数量を持つものとなるため、購入者の売買に応じて価格が変動する点が特徴だ。将来的にトークンの保有者が増えることでトークンの価値が上がる可能性があり、購入者にとっても初期から応援している証や継続的に応援するモチベーションに繋がる。
湘南ベルマーレは、クラブトークンを購入することでクラブおよびスペシャルデープロジェクトを支援することができると説明した。また、トークンを保有することで、クラブ発の投票企画への参加権や限定イベント・限定グッズの応募ができるなどのメリットがあるという。
今回の取り組みを発表するにあたり、プロジェクトの目的を次のように説明している。
「2020年は新型コロナウィルスが猛威を振るい、2021年の新しい年を迎えた今もなお続いています。2021年湘南ベルマーレとサポーターの皆さんがより一丸となり困難を乗り越えてゆくため、新しい取り組みとして、国内プロサッカークラブとして初めて、湘南ベルマーレクラブトークンを発行・販売致します。クラブトークン販売売上は、湘南ベルマーレチーム運営費用とスペシャルデー開催費用に利用いたします。」
今回湘南ベルマーレが利用したサービスFiNANCiEは、クリエイターやアーティスト、スポーツチームなどがブロックチェーン上にトークンを発行することで資金調達を行うことができるプラットフォームだ。
世界的にはSocios.comが人気を集めており、新型コロナウイルスによる財政面の悪化から利用するスポーツチームが急増している。
【参照記事】湘南ベルマーレクラブトークン発行およびサポーターとつくるスペシャルデープロジェクト実施のお知らせ
株式会社techtec リサーチチーム
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