株式会社オウケイウェイヴの海外グループ会社でブロックチェーン技術開発を担うOK BLOCKCHAIN CENTRE SDN. BHD.は、同社のブロックチェーンベース電子投票システム「BCvote」が米国最大の保守派組織American Conservative Union(アメリカ保守連合:ACU)が行うオンライン世論調査に採用されることを発表した。
『BCvote』は、ブロックチェーン技術を活用したプラットフォームになり、イーサリアム上に構築され、高度な分散処理により投票内容の追跡や改ざんへのリスクヘッジが可能となる。また、イーサリアムが備えるスマートコントラクト機能により、有権者が正しく投票権を有しているか否かの判定や、不正行為や二重投票を防ぎながら投票行動を実行する。そのため、不正の起こり得ない投票と、投票終了直後の自動集計を実現し、透明性と追跡可能性が担保されたブロックチェーン技術が、ACUの“Year Round Polling Program”への採用に至った。
オウケイウェイヴは今後、ワシントンDCから全米へ『BCvote』を訴求するとともに、日本国内においても選挙をはじめ、企業の株主総会やテレビの視聴率調査等の民間調査等のプラットフォームとして提供できるように取り組み「互い助け合いの場の創造を通して、物心両面の幸福を実現し、世界の発展に寄与する」サービスを提供していくという。
ACUは、1964年設立の米国で最古かつ最大の草の根の保守派組織であり、他の保守派団体を束ねる役割を果たしている。今回の発表が行われたACUが毎年開催する「CPAC」(保守政治活動会議)には共和党選出の大統領や保守派の連邦議員、州知事、大統領選候補者らが出席し、1万人を超える規模で展開される(2019年は19,000人を動員)。米国社会における保守派への影響力が強く、大統領選や同予備選をも左右するとも言われている。
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【参照記事】米国最大の保守派組織ACUが主催する「CPAC2020」にて、当社代表・松田が登壇。当社グループが開発したブロックチェーンベースの電子投票システム『BCvote』の 採用を発表!
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