Coincheck NFT (β版)で取り扱われているLANDとは?【ブロックチェーン×メタバースThe Sandoxの今後の動向】

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今回は、Coincheck NFT (β版)で取り扱われているLANDについて、大手仮想通貨取引所トレーダーとしての勤務経験を持ち現在では仮想通貨コンテンツの提供事業を執り行う中島 翔 氏(Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12)に解説していただきました。

目次

  1. Coincheck NFT (β版)で取り扱われるLANDとは?
    1-1.Coincheckの「LAND」セールとは?
    1-2.MetaverseとNFT
    1-3.The SandboxのLAND
    1-4.仮想通貨取引所とMetaverse
  2. The Sandboxとは?
    2-1.PCゲームからブロックチェーンゲームに
    2-2.2021年11月にはα版がスタート
    2-3.The Sandboxの2022年の展望
  3. まとめ

Metaverse(メタバース)への世間的な関心が高まっている最近は、LANDに興味を持たれている方も多いのではないでしょうか?そこで今回はConicheckのNFTマーケットプレイスでも販売されているLANDについて解説します。

①Coincheck NFT (β版)で取り扱われるLANDとは?

まずはCoinceckでどんなLANDが取り扱われているのか、また、LANDの性質について解説します。

1-1. Coincheckの「LAND」セールとは?

LAND
Metaverseでは仮想空間内の区画を「LAND」と呼び、不動産と同じように売買することが一般的です。2021年の3月よりローンチしたCoincheckのNFTマーケットプレイス「Coincheck NFT (β版)」で販売されるLANDはGameFiとして注目を集めるゲームタイトル『The Sandbox』のものです。Coincheck NFT (β版)では2021年の4月、7月、12月の計3回、「LAND」と呼ばれるNFTアイテムのセールが実施されました。

1-2. MetaverseとNFT

Metaverseでは仮想空間内で動き回るユーザーの分身(アバター)に着せるアイテムや武器などのゲームアイテムがNFT化される事が一般的ですが、仮想空間内の土地区画もLANDとして発売、取引されています。

Metaverse内のLANDを所有する事で、Metaverseのリリース前から地価の値上がりによるキャピタルゲインを狙ったり、Metaverseの公開後には土地のオーナーとして、利用者に貸し出しをすることでを賃貸料を得ることが可能となるなどの経済的なメリットがあります。

1-3. The SandboxのLAND

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次にThe SandboxのLANDについて解説します。The SandboxのLANDは土地の区画の上限数が166,464個と決められています。

このLANDでもまずはNFTマーケットプレイスで購入して、そこで転売する事で利益を得たり、自分が制作したゲームの設置や他のユーザーに土地を貸して、不動産収入を得たりといったことが可能となります。

もう一つ大きな区画の呼称であるESTATEというものがありますが、これはThe Sandbox内におけるLANDをまとめた地域のことです。ESTATEのサイズはS、M、L、XLと4つあり、それぞれLANDが9、36、144、576個まとまったエリアを形成します。

実際に過去に2度ほど行われたLANDのプレセールス時には、20分以内に完売しており1300ETH(2021年3月時点で約2.6億円)を超える資金を集めました。2021年3月時点で全LANDの48%が販売済となっています。

日本でもCoincheckが2021年2月17日に取得したLAND33個の一部を4月5日19時から販売しましたが、この際にも数分で完売していることからも、The Sandboxの注目度の高さがわかると思います。

1-4. 仮想通貨取引所とMetaverse

仮想通貨取引所の多くが、Metaverse内のLANDにプロジェクトの早い段階から投資を行なっています。The SandboxについてはBINANCE、Coinbaseなどの世界的な大手の取引所を筆頭にLANDへ投資しています。仮想通貨取引所がオーナーとなっているLANDなどは取引所が運営するNFTマーケットプレイスでの売買などが行われています。

②The Sandboxとは?

次にThe Sandboxそのものについての基本的な事項と今後の展望について解説します。

2-1. PCゲームからブロックチェーンゲームに

Sandboxは同名のゲームとして携帯電話およびMicrosoft Windows向けのゲームとして、gamestudio Pixowlによって開発され、2012年5月15日にリリースされました。

2015年6月には、Microsoftが運営するゲームプラットフォームであるSteamでPC向けにリリースされました。Sandboxは2018年に香港のブロックチェーン企業AnimocaBrandsに買収され、イーサリアムをベースとしたGamiFiとして誕生したのが「The Sandbox」です。

2-2. 2021年11月にはα版がスタート

Sandbox a一般公開が待ち望まれていたThe Sandboxですが、2021年11月20日から12月20日までの期間限定で、ALPHA版が公開されました。これは、The SandboxのMetaverseの一部を限定公開したもので、The Sandboxの世界観を十分に体感することのできるクオリティの高いコンテンツが公開されています。

The Sandboxに登録するだけで誰もが無料でThe SandboxのMetaverseで遊ぶことが可能です。また、ALPHA版の公開に合わせて「ALPHA PASS」と呼ばれる5,000個限定発売の特典付きパスポートが発売されました。

このALPHA PASSを購入することで、ALPHA版で公開されているすべてのミニゲームを試用したり、クエストを完了することで最大1,000SANDの報酬の獲得と3個のNFTレアアイテムが獲得できるパッケージ内容となっています。

実勢価格で$5000ドル前後の商品でしたが、LANDオーナーの場合は「The Raffle」に登録して抽選に当たった場合に手に入るなどの優遇処置を受けることができました。

2-3. The Sandboxの2022年の展望

最後にThe Sandboxの2022年の動向について、ロードマップを元に時系列で解説します。2022年内には、以下の順でプロジェクトが進む事が予定されています。

  • DeFiステーキングの開始
  • First P2E season
  • 高品質の体験が提供できるLANDオーナーへのMetaverseの解放
  • DAOの立ち上げ
  • バーチャルコンサートとゲームタイトル「ウォーキングデッド」のローンチ
  • モバイル版のローンチ

2022年の早い段階でP2E(プレイトゥアーン)の第一シーズンがスタートし、クオリティの高いゲームを厳選して徐々にMetaverseを解放しながら、夏頃にはバーチャルコンサートと人気ゲームタイトルのウォーキングデッドがリリースされる予定です。

The Sandboxの強みとしては、スクエア・エニックスなどゲームの運営ノウハウを持つ企業から投資を受けていることや、The Sandbox自体がすでに人気ゲームであったため、The Sandboxの固定ファンをMetaverseにも誘致しやすいというアドバンテージを持っている点です。

また、Voxelアートのクオリティも高く、コンバーターを使うことでMinecraftとの互換性もあり、両者のユーザーのクロスユースなども考えることができます。

当然、多くのユーザーを集める事ができればMetaverseとしての価値も向上し、LAND価格の更なる上昇も期待できると言えるでしょう。

③まとめ

The SandboxのLANDに興味を持った場合は、国内仮想通貨取引所のCoinceckでの購入をおすすめします。口座開設をして、仮想通貨を購入する事でLANDを手に入れる条件が揃います。

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中島 翔

一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12