Coincheck NFTで取り扱っているThe Sandboxとは何か?

今回は、Coincheck NFTで取り扱っているThe Sandboxについて、大手暗号資産取引所トレーダーとしての勤務経験を持ち現在では仮想通貨コンテンツの提供事業を執り行う中島 翔 氏(Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12)に解説していただきました。

目次

  1. The Sandboxとは
  2. ブロックチェーンゲームとは
  3. The Sandboxで何ができるのか
  4. The Sandboxの3つのキーワード
    4−1. METAVERSE(メタバース)
    4−2. LAND(ランド)
    4−3. ESTATE(エステート)
  5. The Sandboxの使用方法
  6. まとめ

①The Sandboxとは

The Sandboxとは、ブロックチェーン技術を基盤とした「ユーザー主導のゲームプラットフォーム」です。日本のゲーム開発企業スクウェア・エニックスをはじめ、複数の企業やファンドから総額201万ドル(約2億2,000万円)の融資を受けています。

The Sandboxはイーサリアムブロックチェーンを使っており、ユーザーはプリセールで売りに出される土地を買い、キャラクターやアイテム・ゲームを作成し、取引できます。2019年10月時点に4,000万件ダウンロード、月間ユーザー100万人以上となっており、注目度の高いプロジェクトです。

②ブロックチェーンゲームとは

The Sandboxは、ブロックチェーン上に存在するゲーム空間と考えてください。ブロックチェーンゲームでは、ユーザーがゲーム内でのポイントを仮想通貨として受け取ったり、獲得したアイテムを他のプレイヤーに販売したりといったことが可能です。

現在のオンラインゲームは開発会社がデータを管理する中央集権的な仕組みになっています。ソフトウェアやゲーム内データは開発会社の管理下に置かれるため、会社がなくなってしまうとユーザーが課金してきたアイテムや資産が消滅してしまうことが普通です。

一方で、ブロックチェーンを利用したゲームでは、アイテムや取引履歴などをユーザーが所有する仕組みになっています。分散型取引台帳とも呼ばれるブロックチェーンの特性を活かして、データの改ざんやハッキング耐性を備え、ゲーム内での金銭のやり取りが安全にできるという特徴も備えています。

さらに、オープンソース化されていれば、ユーザーによるゲームの改造や派生作の制作といった自由度も高まります。PCゲームの世界では、モジュールと呼ばれる機能追加が可能なアドオンソフトの制作が普及していますが、ブロックチェーンゲームの世界ではそれがさらに容易になります。

③The Sandboxで何ができるのか

ブロックチェーンゲームは仮想空間内の自由度の高さから、ユーザーのビジネス展開が容易という特徴があります。The Sandbox内で流通するトークンはSAND(サンド)と呼ばれ、ユーザーは以下の方法を駆使してSANDを稼ぐことができます。

  1. ゲームをプレイしてSANDを稼ぐ
  2. 自身が制作したゲームやアドオン機能を他のプレイヤーに有料提供して稼ぐ
  3. ゲーム内で獲得したアイテムをマーケットプレイスで出品して稼ぐ
  4. 土地や自分が制作した施設などを貸したり売ったりすることで不動産収入を得る

このようにまるで現実空間と同じようなビジネス展開が可能なのです。今まではゲームを何時間プレイしてもビジネスにはなりませんでしたが、The Sandboxのゲームプレイであれば仮想通貨を稼げるのです。

④The Sandboxの3つのキーワード

The Sandboxを使用する上で知っておきたい用語として「METAVERSE(メタバース)」、「LAND(LAND)」、「ESTATE(エステート)」の3つを解説します。

METAVERSE(メタバース)

メタバースは多人数が参加可能で、参加者がその中で自由に行動できる、通信ネットワーク上に作成された仮想空間のことです。The Sandboxはメタバースに4つのサービスを提供しています。

  1. VoxEdit:ボクセルアート制作エディター
  2. Game Maker:ゲーム制作エディター(コードエディター)
  3. マーケットプレイス:ASSETの取引所
  4. ゲーム環境:ゲームの開発、提供、収益化環境

LAND(ランド)

LAND
LANDは、The SandboxがNFT(Non Fungible Token、ノン・ファンジブル・トークン)として販売する、仮想空間内のデジタル不動産のことです。The Sandboxの仮想空間に166,464区画のLANDが存在し、プレイヤーはその上に建物やゲームなどのデジタルアセットを構築できます。2020年3月に行われたLANDプレセールの第3ラウンドは20分で完売となり、1,300ETHが集まりました。これらのデジタル不動産は他のユーザーにレンタルして不動産収入を得たり、NFTマーケットプレイスで販売するといった使い方があります。


Coincheck Sandbox

また、日本の仮想通貨取引所コインチェックは、2021年2月17日に33区画のLANDを取得しています。その一部を4月5日19時に販売する予定であり、投資家の間で注目が高まっています。

ESTATE(エステート)

エステートはLANDを組み合わせたより広大なエリアのことです。エステートのサイズはS、M、L、XLと四つあり、それぞれ9、36、144、546区画のLANDで構成されています。将来、ESTATEは複数のプレーヤーが所有することで、より大きなDISTRICTを形成することができるようになります。

⑤The Sandboxの使用方法

最後にThe Sandboxの使用方法について解説します。

まずはThe Sandboxの公式サイトにアクセスしてサインアップします。ブロックチェーンウォレット「Metamask」と「Bitski」に対応しているので、既にこれらをお持ちの方はメールアドレスとニックネームの入力だけでサインアップが完了します。

Game

次に、CREATEページからアイテムを制作するアプリケーションをダウンロードします。これらのアプリケーションを使ってゲームやゲーム内アイテムの制作が簡単にできます。

Market

制作したコンテンツはThe Sandboxマーケットプレイス(β版)で出品することも可能です。マーケットの販売手数料は非常に安く設定されており、クリエイターは売上の95%を手にする事ができます。

⑥まとめ

The Sandboxはまだまだローンチされたばかりで未知数な部分はありますが、NFT市場の動向を占う重要なプロジェクトと言えます。NFT市場ではBeeple氏をはじめとするアーティストの作品が高額で落札されていますが、The Sandboxも同様にゲームクリエイターなどの個人プレイヤーが活躍できる可能性があります。

The Sandboxの利用者が増えるにつれて、プラットホームトークンであるSANDの価値の上昇も期待されます。仮想通貨取引のみならずゲームなどに関心の高い方はThe Sandboxをご自身のビジネスと関連付けて使用してみるのもお勧めです。

LANDを購入して仮想空間での不動産取引などを検討してみるのも面白いのではないでしょうか?Coincheck NFTではThe SandboxのLANDを売買できます。これを機にチェックしてみると良いでしょう。

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中島 翔

中島 翔

学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12