WAKONプロジェクトがFiNANCiEでトークン発行!伝統工芸次世代継承トークンとは?

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ブロックチェーン技術は金融・行政・サプライチェーンと様々な分野で活用され始めていますが、クラウドファンディングにも導入が始まっています。

次世代クラウドファンディングサービス「FiNANCiE(フィナンシェ)」が、日本文化に特化した企画クリエイティブ事業を展開する株式会社wakonartが発足した「WAKONプロジェクト」の始動と、トークンの新規発行・販売を11月25日に発表しました。

ここでは WAKONプロジェクトについて、発行されるトークン、フィナンシェについて詳しく解説します。

目次

  1. wakonartが発足した「WAKONプロジェクト」とは
  2. 株式会社wakonartとは
  3. トークン発行とコミュニティ
  4. トークン発行型ファンディングとは
  5. 「Wakonトークン」を保有すると得られる特典
  6. FiNANCiEが発行するトークンとは
  7. 株式会社フィナンシェとは
  8. まとめ

①wakonartが発足した「WAKONプロジェクト」とは

Wakon
WAKON(わこん)プロジェクトは、世界に誇るべき日本の伝統工芸の在り方/関わり方についてみんなで考え、アップデートしてゆくことを目指すプロジェクトです。

「WAKON」は2020年に立ち上げた株式会社wakonartが発足したプロジェクトであり、和の魂”和魂”をコンセプトに、Z世代目線のコンテンツで日本文化の継承に取り組む学生起業家の白江勝行氏が発起人です。

同プロジェクトでは、カルチャー・テクニック・アート・ファッションといった側面で、日本文化や伝統工芸の魅力を内外に発信すると同時に、『コミュニティ主体の伝統工芸商品開発スタジオ』として『Wakon』の名で展開するIP創出を念頭に置いた取り組みを推進します。また全国各地で活躍する伝統工芸職人が当プロジェクトへの参加を表明しているとのことです。

IPとは”Intellectual Properties”の略です。知的財産を指し、アニメやゲーム、楽曲/映像作品、キャラクターといったエンタメコンテンツをはじめ、業界を問わず、商品名や企業名、ブランド名などに対しても用いられます。

②株式会社wakonartとは

新しい文化提案事業を手がけるculture-techスタートアップ、株式会社wakonartは豊かな文化生活を総合的にプロディースしている会社です。日本文化を愛するメンバーと世界市場に挑戦しており、大きく6つの部門があります。

DXツールの開発&提供・顧問事業「WakonDX」、文化NFTの企画&クリエイティブ事業「WakonNFT」、文化特化のPR企画ディレクション事業「WakonPR」、日本文化に特化したクリエイティブ事業「WakonBD」、文化×メタバースアバター&空間構築「WakonMera」、伝統工芸の工房と作るノベルティ事業「WakonNonelty」があります。

③トークン発行とコミュニティ

Wakon finance
WAKON(わこん)プロジェクトではトークンを発行し、トークン保有者が参加できるFiNANCiE内の共創型コミュニティが活用される予定です。コミュニティ内では、超絶技法を持つ全国の伝統工芸職人と一般ユーザーが垣根を超えて関わり合い、その証となるオリジナルアイテムづくりやコンテンツ制作にチャレンジするとのことです。初期活動の一つには、コミュニティが主導となって、アパレルやアクセサリー類などの企画・生産・流通に至る全プロセスの一気通貫を目指すとしています。

またサポーターはトークンを使って投票や商品企画のアンケートに参加でき、その結果から生まれたアイディアをもとに、ベテラン職人と若手職人が共同で作品を制作します。作品完成までの過程を共有しながら、伝統技術の継承と、サポーターはその瞬間に立ち会うことができるという趣旨になっています。

制作されたアイテムは、一定数量のトークン保有を条件に実施される優待販売や抽選イベントを通じてサポーターに提供される予定です。この他にも、トークン保有者に向けた工房体験イベントの開催や、国内外の旅行者に向けたツアーコンテンツ考案など、様々な企画が実施される予定となっております。

日本の伝統工芸をテーマに、『古き良き日本文化』と『これからの日本文化』について皆で考え、あらたな価値の創出を目指す取り組みに向けた『トークン発行型ファンディング』です。

④トークン発行型ファンディングとは

Wakon project

WAKONプロジェクトのトークン型ファンディングは、トークンを発行すると同時に支援を募る、Web3時代のあたらしいクラウドファンディングです。実施期間は、2022年11月25日(金)11:00 ~ 2022年1月31日(火)20:00に終了しました。

総支援額319万円を達成し、トークン単価は販売時の1.595円から、2月14日時点に7.012円まで上昇しています。

トークン販売メニューは、お試しコース10,000pt、スタンダードコース50,000pt、プレミアムコース100,000pt、スポンサーシップ(ゴールド)300,000pt、数量限定:スポンサーパック500,000pt、スポンサーシップ(プラチナ)1,000,000ptの計6点が用意されました。

購入者には購入pt分のトークンが付与される他、前述した「トークン保有者限定コミュニティへの参加」、「投票企画・抽選応募への参加権」、「工房見学・体験イベントへの参加権」、メニューに応じた「伝統工芸アイテム」そして「初回販売記念のオリジナルNFT」などが付与されるとのことです。

トークン発行型ファンディングの有用なポイントとして、トークンを購入するとその金額に応じた数量のトークンを受け取るだけでなく、支援特典や保有特典など、様々な特典や権利も同時に受け取ることができます。なおFiNANCiEポイント(pt)は、FiNANCiEプラットフォーム上でのみ使用できるポイントのことで1pt=1円で購入できます。

当プロジェクトの場合はトークン発行型ファンディングを活用することで、トークン販売で資金調達→支援金でオリジナルアイテムを制作→コミュニティ内で制作過程を共有→完成した作品の優先購入権をトークンホルダーに付与するという、WEB3を使ったあたらしい仕組みづくりにチャレンジしているところも注目です。

⑤「Wakonトークン」を保有すると得られる特典

Wakon result
プロジェクトによって発行される「Wakonトークン」はプロジェクトを支援する証となり、コミュニティでは投票などで運営に関わることができるほか、持ち続ける数量によって参加できるイベントや得られるアイテム、チャンネルが異なるなど、様々な場面でその効力を発揮します。

1. 共創型コミュニティに参加出来る
作品制作の裏側を見れたり、様々なサポーターの方と交流できるトークン保有者だけの特別なコミュニティに参加できる権利が付与されます。

2. 投票企画への参加が出来る
FiNANCiEでのコミュニティ内で行われる予定の商品開発などへの投票権利が付与されます。その他にも随時行われるプロジェクト内での投票にトークン保有者だけが参加できるようになり、よりプロジェクトの共創体験の価値を高めることが可能です。

3.リワード(抽選)企画に参加出来る
FiNANCiEのリワード機能を活用した抽選イベントなどに参加できます。トークンの保有数量によって参加できる企画が異なるほか、当選確率までもが変動するのが醍醐味となります。

4. 継続保有することで得られる権利を付与
トークンを継続的に保有することにより、伝統工芸品を購入する際に保有量によって割引率が変動したり、継続的に行われる予定のWakonのオンラインミーティングに参加できる権利など、トークンを長く保有するユーザーに継続的に特典を用意したいとしています。

5. 保有者限定イベントへの参加権利
トークン保有者は伝統工芸の工房ツアーや、保有者限定イベントの招待を受けることができ、よりプロジェクトへの共創性を感じることができます。

6. 保有者限定NFTプレゼント企画参加権利
保有量に応じた「トークン保有者優待NFT」のプレゼント企画開催を予定しています。

7. 保有者限定ECサイトへのアクセス権利
FiNANCiE内にてトークン保有者限定ECサイトへアクセスが可能になり、表に出ないB品や限定商品を購入できる権利が付与されます。

⑥FiNANCiEが発行するトークンとは

FiNANCiEにおけるトークンは、プロジェクトオーナーと支援者(サポーター)を繋ぐ証(あかし)となる『デジタル上のアイテム』です。このトークンはポイントのように数量をもつもので、需要に応じてその価値(価格)が変動するという特徴を持っています。トークンを保有する仲間が増えていき、一人一人がプロジェクトにとって価値ある行動に取り組むことで、トークンの価値が高まる可能性が生まれるなど、継続的にプロジェクトを応援するメリットやモチベーションへと繋がるよう設計されています。

初回ファンディング終了後にオープンするマーケットプレイスでは、トークンの売買(二次流通)ができ、共創コミュニティではサポーター同士でトークンをプレゼントし合うこともできるのが特徴です。

⑦株式会社フィナンシェとは

フィナンシェは、「Empowering the next billion dreams(10億人の挑戦を応援する)」を掲げ、ブロックチェーンを活用したトークン発行型のクラウドファンディングサービス「FiNANCiE」をはじめ、NFT事業、IEO支援事業などトークンを活用したコミュニティおよびエコシステムの形成を支援する事業を展開しています。

FiNANCiEはブロックチェーン技術を活用し、スポーツチームや個人などがコミュニティトークン(CT ※)を発行できるプラットフォームです。トークンエコシステムの形成・拡張を一気通貫で支援する国内唯一のWeb3プラットフォームとして、現在では200以上ものスポーツチームやエンタメプロジェクト、個人などのトークンの発行・販売、企画・運用実績を有しています。

※コミュニティトークン(CT)は、コミュニティのオーナーであるスポーツクラブやクリエイターが発行するトークンです。CTの保有者は発行側が設定する特別な特典を手にすることができます。

Financie
現在は、湘南ベルマーレやアビスパ福岡のプロサッカークラブや、Tリーグ優勝の卓球プロチーム琉球アスティーダなどのスポーツクラブのトークンなど、200以上の個人、クラブ、プロジェクトがトークン発行・販売、企画・運用を行っています。

⑧まとめ

日本工芸は人口減少と共に継承していく人口も減っているのが現状です。そんな伝統工芸をトークンを活用したファンディングを行うことで、ファンも巻き込んだ商品開発と、技術を受け継ぐ後継者育成を未来に繋げることができるエコシステムになっています。また伝統を継承しつつ、Web3を使うことで作成されたアイテムを世界に届けることができ、日本のものづくりが改めて注目されるのではと期待されます。興味がある方はフィナンシェのファンディングページを確認してみてください

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立花 佑

自身も仮想通貨を保有しているWebライターです。HEDGE GUIDEでは、仮想通貨やブロックチェーン関連の記事を担当。私自身も仮想通貨について勉強しながら記事を書いています。正しい情報を分かりやすく読者の皆様に伝えることを心がけています。