滋賀県甲賀市がふるさと納税の返礼品NFTに「CryptoNinja Partners」とのコラボ返礼品について解説

※ このページには広告・PRが含まれています

地方創生のためにWEB3を活用していく中で、ふるさと納税にNFTが採用されるケースが多くなってきました。

滋賀県甲賀市は「NFTによる地方創生」を推進する株式会社あるやうむと、国内最大級のNFTプロジェクトCryptoNinja Partners(CNP)が、コラボした返礼品企画「ふるさとCNP」を、滋賀県初の自治体として採用しました。2月1日より、あるやうむ独自のポータルサイト「ふるさと納税NFT β版」上で、甲賀市のふるさと納税の返礼品として「甲賀市ふるさとCNP2023」を提供しています。

ここでは返礼品として「甲賀市ふるさとCNP2023」の特徴、NFTで返礼品をもらうメリット・注意点やCNPの特徴について詳しく解説します。

目次

  1. 甲賀市ふるさとCNP2023とは
    1-1.「甲賀市ふるさとCNP2023」の概要
    1-2.ふるさと納税NFT β版の使い方
    1-3.メタマスクウォレットで管理
  2. あるやうむとCNPがコラボした「ふるさとCNP」とは
    2-1.「ふるさとCNP」の基本仕様
    2-2.株式会社あるうやうむとは
    2-3.日本最大のNFTプロジェクトCryptoNinja Partnersとは
  3. NFTで返礼品をもらうメリット・注意点
    3-1.メリット
    3-2.注意点
  4. まとめ

① 甲賀市ふるさとCNP2023とは

Koga CNP2023

1-1.「甲賀市ふるさとCNP2023」の概要

甲賀市ふるさとCNP2023はパーツや背景、キャラ等それぞれ異なる組み合わせの合計222種類あります。メインキャラクターにはCNPの人気キャラクター「ルナ」を採用。NFTアートのパーツとしては、名産品である信楽焼、お茶、日本酒のほか、手裏剣や薬袋を取り入れています。またイラストの背景には、のぼり窯、曳山祭りと水口神社、七夕祭りと矢川神社、鹿深夢の森、茶畑などを採用しています。

甲賀市といえば「甲賀流忍者」「信楽焼」「東海道五十三次の宿場」などが全国的に知られています。甲賀市は滋賀県東南部に位置し、標高1,000mを超える山々が連なる鈴鹿山脈により、西南部は信楽盆地とこれらに続く丘陵性山地により各々三重県、京都府に接しています。特に、鈴鹿山系を望む丘陵地で、野洲川・杣川・大戸川沿いに平地が開け、また森林も多く琵琶湖の水源涵養、水質保全にも重要な地域となっています

甲賀市を訪れることでNFTのレベルを上げる仕掛けも実装予定です。また、CNPとふるさとCNP保有者対象の特典として、甲賀市の観光インフォメーションセンター甲賀流リアル忍者館(甲賀市甲南町竜法師600番地)へ行くと「甲賀(こうか)コーラがもらえる」という特典が付与されます。

ふるさとCNPは日本円だけで取得可能。寄付金額31,000円/種類のうち2,000円を越えた全額分が税金の控除の対象となります。さらに、ポータルサイト「ふるさと納税NFT β版」で寄付をした特典として、初心者向けのNFTセミナーを受けることができます。これから本格的にNFTに触れてみたい方にとって、必要な知識を身に着ける機会となるでしょう。

1-2. ふるさと納税NFT β版の使い方

ふるさと納税NFT β版を開き、返礼品として受け取りたいNFTイラストを選択し、寄付を証明するのに必要な情報及び、NFT送付先のウォレットアドレスを入力します。メール通知登録ページより必要事項を記入することで、寄付受付開始の1時間前にメール通知を受け取る事が出来ます。

  • 寄付受付開始:2023年2月1日(水)18:15(予定)
  • 寄付金額:31,000円/種類
  • 注意事項:NFT発行から1年間の転売制限がある。
  • 発行元:株式会社あるやうむ(北海道札幌市)

1-3.メタマスクウォレットで管理

NFTを受け取るには、イーサリアムやイーサリアムのブロックチェーンを使っている仮想通貨を保管できるウォレット「メタマスク」を持っている必要があります。メタマスクのアカウントはGoogleのブラウザ拡張機能をインストールしてから作成することができます。ウォレットがないとNFTを受けることができないので、必ず用意しておきましょう。

メタマスクのウォレット作成方法はこちらの記事から見ることができます。

MetaMaskのウォレット作成方法、OpenSeaへの連携方法について解説【NFTマーケットプレイス導入準備】

②あるやうむとCNPがコラボした「ふるさとCNP」とは

furusatocnp

「ふるさとCNP」とは、国内最大規模を誇るコミュニティNinjaDAOで発足した企画「CryptoNinja Partners」と「NFTによる地方創生」を推進する株式会社あるやうむがコラボ企画したNFTです。CNPの2次創作のひとつとしてCNPクリエイター勢がご当地の魅力を盛り込んだイラストを作成し、あるやうむがNFTを作成してふるさと納税の返礼品として提供しています。

CryptoNinja PartnersはCryptoNinjaのサブキャラクターをメインとした、新たなNFTコレクションで、ふるさと納税のNFTプロジェクトのために、地方の特色を生かしたコラボキャラが作成されています。

ふるさとCNP第一弾は北海道余市町の返礼品として提供されました。余市町の特産品であるワインの要素が数多く盛り込まれたジェネラティブNFTです。

2-1.「ふるさとCNP」の基本仕様

地域の名産品や名所をモチーフにした背景にCNPの人気キャラクターを組み合わせたシリーズ規格。それぞれ222種類の1点ものNFTコレクションとなっています。自治体ごとにNFTの保有者特典を用意し、現地を訪れることでNFTのレベルを上げることができたり、CNPマンホールを設置したりすることで、NFT保有者に現地を訪れる機会を創出します。

  • 発行基盤:イーサリアム・ブロックチェーン

2-2.株式会社あるうやうむとは

Aruyaum

「NFTによる地方創生」を推進するため、全国の自治体向けにふるさと納税NFT/観光NFTソリューションを提供する札幌発のスタートアップです。地域の魅力をのせたNFTをふるさと納税の返礼品とすることで、新たな財源を創出すると共に、地域創生や関係人口の創出に繋げ葉としています。

社名「あるやうむ」はアラビア語で今日を意味する言葉です。今日、いますぐチャレンジをしたい自治体・地域の皆様にNFTという先端技術を提供し、地域を盛り上げ、応援され続ける地域づくりを支援しています。

2-3.日本最大のNFTプロジェクトCryptoNinja Partnersとは

CryptoNinja Partners(CNP)とは?

CryptoNinja Partners(CNP)は、CryptoNinjaのサブキャラクターが主役になった、22,222点発行のNFTコレクションです。2万人以上が参加しているNinjaDAOから生まれたNFTコレクションとして、2022年5月15日に発売されました。発売後の流通総額は7,933ETH(約17億円)、ホルダー数は4,900名を突破しました。

22年5月のプレセールの段階で販売後1時間程度で完売すると、発売後1ヶ月の流通総額は1,200ETH(1.8億円相当)を突破するなど注目を集めています。CryptoNinja Partners(CNP)は、19,000人以上のアクティブなコミュニティ「NinjaDAO」から生み出される価値を余すことなく楽しむ「会員証」となっています。

1人のファンとしてCNPを購入したホルダーが、コミュニティ活動を通してそのキャラクターパートナーにまで成長してもらうことを期待しています。これまで一般ユーザーは好きなアニメやゲームを享受して、グッズやアイテムを購入するだけの消費者としての立場でした。CNPは、ファンとサービスの関係性を見直し、お互いがより積極的に関われるようなエコシステムの構築を目指しています。

CryptoNinjaとは

CryptoNinja Partners
CNPの大元の「CryptoNinja」は、2021年9月にスタートした日本発のNFTコレクションで、投資家でインフルエンサーのイケハヤ氏とクリエーターのリツ氏がプロデュースしています。NFT市場のOpenseaでは、2023年2月時点で35体のCrypto Ninjaが販売されています。CryptoNinjaの世界観は「誰もが主役になれる里」とされています。

CryptoNinjaのキャラクターには、名前や性格、扱う武器や忍術、クラン(里)などが設定され、全員の「キャラが立っている」ことが、NFTコレクションとしての価値を高めています。CryptoNinjaは、「買う」だけでなく、公式コミュニティ「Ninja DAO」とで創出される様々な舞台に「誰もが参加し、育てていける」キャラクターとされています。購入したNFTキャラクターがどのように話し、どのように行動するかは、ファンの想像に委ねられている状態です。

③NFTで返礼品をもらうメリット・注意点

ふるさと納税のNFTをきっかけに初めてNFTに触れるという方もいるかと思います。ふるさと納税の返礼品をNFTにしたことで後々後悔しないよう、今のうちにメリットと注意点について抑えておきましょう。

3-1.メリット

返礼品として選んだNFTの価値が高まることで、転売する際にも利益を得ることができます。また価値が高まることで、よりNFTに関心を持つことができ、積極的にプロジェクトのコミュニティにも参加しやすくなります。そのNFTのプロジェクトの動向を追うこともホルダーとしての醍醐味でもあります。さらに現地に行くことで、ホルダーとして特典を受けることもできます。

3-2.注意点

返礼品として選んだNFTの価値が下がる可能性があります。保有しているだけで価格は関係ないという場合は、コレクションの1つとして保有しておくのが良いでしょう。またふるさと納税の規約からすぐに転売できないケースや、そもそも転売を禁止しているケースもあるので、それぞれのルールを把握しておきましょう。転売目的の寄付は禁止されているため、あくまで個人で楽しむ目的でNFTの返礼品を選びましょう。

④まとめ

ふるさと納税の返礼品としてNFTを受け取ることで、その地域の特徴を知り、興味を持つきっかけになります。また現地を訪れることでNFTのレベルを上げることができる仕掛けがあるので、現地へ行きたくなります。また甲賀市の場合、甲賀市は忍者の聖地としても知られています。リアルな忍者を感じに甲賀市に訪れて観光巡りをすることで、地方創生に繋がっていきます。

ふるさと納税の返礼品として提供されるNFTは、そこでしか手に入らない限定品でもあります。そのため競争率も高くなっており、狙っている方は早くから調べておくのがいいでしょう。またウォレットを作っておくことで、操作にも慣れておきましょう。

The following two tabs change content below.

HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム

HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチームは、Web3やブロックチェーンなどフィンテックに知見が深い編集部メンバーで構成。最新のニュースやコラム、Web3に関する基礎知識を初心者向けにわかりやすく解説しています。