【暗号資産初心者向け】暗号資産投資で押さえておきたい5つの注意点

米決済大手ペイパルが顧客口座に暗号資産(仮想通貨)の売買機能を追加したり、著名投資家が新規参入を表明するなど、暗号資産市場を取り巻く環境は2020年に劇的に変化しています。ビットコインの価格は約3年ぶりに1BTC=200万円の高値を付け(2020年11月24日)、イーサリアムやXRPなど主要なアルトコインも年初来で100%以上の利益を上げています。こうした強気相場に参加しようと暗号資産取引所では新規登録者も増えている様です。

しかし、暗号資産投資の価格変動リスクを知らずに、一度に大金を投じると思わぬ損失を抱えかねません。ビットコインは続伸して数週間で2倍になることもあれば、たった数分で2桁パーセント急落するケースもあります。時価総額の低いアルトコインのボラティリティはさらに高くなっています。ここでは投資初心者が暗号資産投資をする際に注意すべきポイントを5つご紹介します。

目次

  1. 暗号資産投資で注意すべき5つのポイント
    1-1. 余裕資金で行う
    1-2. レバレッジ取引は避ける
    1-3. 相場の流れ(トレンド)に逆らわない
    1-4. ドルコスト平均法に基づいた投資をする
    1-5. 利益確定を引き延ばさない
  2. 投資初心者におすすめの暗号資産取引所
    2-1. 国内最多の暗号資産を取り扱うコインチェック
    2-2. アルトコインで板取引ができるGMOコイン
    2-3. レバレッジ取引の銘柄が豊富なDMM Bitcoin
  3. まとめ

①暗号資産投資で注意すべき5つのポイント

1-1. 余裕資金で行う

余裕資金で行うことは投資の基本ですが、値動きの激しいビットコインではなおさら重要になってきます。余裕資金の範囲に留め、長期目線で投資をすることで、相場状況や一時的な急落に動揺することなく生活できるでしょう。市場動向やニュースの分析に手間をかけられない方でも、長期的に継続しやすくなっています。

暗号資産は最低購入単価が細かく設定されているため、少額からの購入も可能です。1BTCあたり100万円であれば、0.001BTC(1,000円台)から購入できる取引所もあります。お小遣い範囲でも取り組むことができるのが、ビットコイン投資の利点の一つです。

1-2. レバレッジ取引は避ける

国内ではレバレッジ取引が活況であり、取引量全体の9割を占めています。ソーシャルメディアでは短期で資産を数倍に拡大させたトレーダーの情報が散見されますが、その背後では多くのトレーダーが損失を被り、退場しています。

レバレッジ取引は、取引所に証拠金を預けることで自身の手持ち資金以上の金額で運用できるため、高いリターンを得られる一方で、証拠金以上の損失を被るケースも出てきます。適切なリスク管理方法を知らない投資初心者が価格変動の激しい暗号資産でレバレッジ取引をするのは無謀な行為です。まずは現物取引で着実に暗号資産投資に慣れていくことがおすすめです。

1-3. 相場の流れ(トレンド)に逆らわない

順張りは相場の流れ(トレンド)に合わせる投資法なので初心者にもわかりやすく、最もオーソドックスな投資戦略です。資産が一方向に上昇(下降)しているトレンド相場の時は、トレンドに沿ったトレードを行うようにしましょう。安易に「そろそろ下落するだろう」とショート(売りポジション)をする人もいますが、逆張りは損切の管理が出来ないと危険なため、ある程度経験を積んだ上で行うようにしましょう。

1-4. ドルコスト平均法に基づいた投資をする

投資予算を一括で投じようとすると、価格が下落している時であれば問題ありませんが、高値掴みをしてしまうこともあります。価格変動の激しい暗号資産市場は、長い時間軸で複数回に分けて投資すると良いでしょう。

ドルコスト平均法は一定間隔で同じ資産を一定額購入する投資法です。時間を分散して投資できるため、ボラティリティの影響を軽減して取得単価を平準化する効果があります。上昇トレンドの時は、価格が下がった時に押し目買いをするのも良いでしょう。

1-5. 利益確定を引き延ばさない

含み益が膨らむと「まだ上がるかも」と期待を抱い利益確定を引き延ばしてしまうケースがあります。しかし、大口の利益確定をきっかけに値崩れを起こすこともあります。そのため、投資前にターゲット価格を決め、その水準で必ず利益確定をするようにしましょう。人はバイアスにより情報を自分の都合の良い方に捉えたり、非現実的な期待を抱いたりします。欲を出しすぎず、淡々と計画に沿った取引を行いましょう。

初心者におすすめの暗号資産取引所

これから暗号資産投資を始める方に、おすすめの取引所をご紹介します。いずれも取引ツールが使いやすく、取引手数料、入出金手数料などがお得になっています。企業によって取扱銘柄が異なるのでチェックしておきましょう。

2-1. 国内最多の暗号資産を取り扱うコインチェック

Coincheck
コインチェックはマネックスグループ株式会社の子会社であるコインチェック株式会社が運営している暗号資産取引所です。コインチェックは直感的に使いやすいインターフェイスが特徴で、初心者でもスムーズに暗号資産を購入できるよう設計されています。

コインチェックは「販売所」と「取引所」で暗号資産の売買サービスを提供しており、取引所ではビットコイン等を取引手数料無料で売買できます。一方の販売所では国内で最も多い14種類の暗号資産を取り扱っています。

またコインチェックでは毎月一定額を自動的に投資できる「Coincheckつみたて」や、暗号資産を貸し出して最大年利5%を獲得できる「貸暗号資産」サービスを提供しています。Coincheckつみたて」はドルコスト平均法に基づいた自動積立サービスです。これは毎月1万円~10万円の範囲で1,000円単位で設定でき、口座振替手数料と積立サービス手数料無料で暗号資産を自動的に購入できます。小まめに取引ができない投資家には便利なサービスです。コツコツ積み立てたい方にもおすすめです。

取扱銘柄(取引所) BTC/JPY、FCT/JPY、ETC/JPY、MONA/JPY
取引手数料(取引所) 無料
取扱銘柄(販売所) ビットコイン、イーサリアム、XRP、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、リスク、イーサリアムクラシック、モナコイン、ネム、ファクトム、ステラルーメン、クァンタム、IOST
取引手数料(販売所) スプレッド(実質的に数% の手数料を含んだ購入・売却価格が提示されている)
最小注文数量(取引所・販売所) 500円相当

2-2. アルトコインで板取引ができるGMOコイン

gmo-coin
GMOコインは、東証一部上場のGMOインターネット株式会社のグループ会社であるGMOコイン株式会社が運営する暗号資産取引所です。GMOインターネットはグループ会社にGMOクリック証券などの金融サービスの提供実績を有し、GMOコインにおいてもそうした金融ノウハウが活かされています。

GMOコインは取引所(現物取引)と取引所(レバレッジ取引)で、ビットコイン、イーサリアム、XRP、ビットコインキャッシュ、ライトコインの板取引を利用できます。また、2Wayプライスの販売所と暗号資産FXでビットコインを含む9種類の暗号資産を取り扱っています。またGMOコインはビットコインの「貸暗号資産」サービスを提供しており、最低10万円から貸出期間に応じて最大年率3%の暗号資産を獲得できます。GMOコインはホームページでシミュレーションツールを設置しているので、条件毎のリターンを想定することもできます。GMOコインの場合、償還時に同じ条件で再度、貸出できます。

GMOコインでは日本円の出金手数料と、暗号資産の入出金手数料が無料です。またGMOあおぞらネット銀行、ジャパネット銀行、楽天銀行、住信SBIネット銀行から手数料無料で振込ができ、少額投資にも利用しやすくなっています。

取扱銘柄(取引所) BTC/JPY、ETH/JPY、BCH/JPY、XRP/JPY、LTC/JPY
取引手数料(取引所:現物) Maker:-0.01%
Taker:0.05%
取扱銘柄(販売所) ビットコイン、イーサリアム、XRP、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、ネム、ステラルーメン、BAT、OMG
取引手数料(販売所) スプレッド(実質的に数% の手数料を含んだ購入・売却価格が提示されている)
最小注文数量(取引所・販売所) 0.0001 BTC

2-3. レバレッジ取引の銘柄が豊富なDMM Bitcoin


DMM Bitcoinは、株式会社DMM.comのグループ会社である株式会社DMM Bitcoinが運営する暗号資産取引所です。DMM.comはグループ会社で10年近く金融サービスを提供した実績もあるため、DMM Bitcoinにおいてもグループ会社の金融ノウハウを活かした運営が行われていることが特徴です。

DMM Bitcoinは2Wayプライス方式の「販売所」に特化しており、現物取引とレバレッジ取引を提供しています。販売所はスプレッド(売買価格差)がデメリットとなり、これを解消するための新機能として独自に「BitMatch注文」を開発しました。BitMatch注文は、発注から30秒以内に顧客の注文がマッチングした場合に限り、販売所で提示される買値と売値のミッド(仲値)価格で取引が成立する注文方法です。ただし、30秒以内に他の注文と対当しなかった場合は、成行にて時価で約定します。BitMatch注文の普及によって販売所のスプレッドの課題が改善されることも期待されます。

DMM Bitcoinでは、現物取引に対応している暗号資産は3種類(ビットコイン、イーサリアム、XRP)です。一方、レバレッジに対応している暗号資産は11種類(ビットコイン、イーサリアム、XRP、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、ネム、イーサリアムクラシック、ステラルーメン、モナコイン、クアンタム、BAT)となっています。

またDMM Bitcoinは日本円のクイック入金であれば、銀行手数料も含めて入金手数料が無料となっているほか、暗号資産の入出庫にかかる手数料も無料と便利です。

取扱銘柄(販売所:現物) ビットコイン、イーサリアム、XRP
取引手数料(販売所:現物) スプレッド(実質的に数% の手数料を含んだ購入・売却価格が提示されている)
取扱銘柄(レバレッジ取引) BTC/JPY、ETH/JPY、XEM/JPY、XRP/JPY、LTC/JPY、ETC/JPY、BCH/JPY、MONA/JPY、XLM/JPY、QTUM/JPY、BAT/JPY、ETH/BTC、XEM/BTC、XRP/BTC、LTC/BTC、ETC/BTC、BCH/BTC、ETC/ETH
レバレッジ手数料 建玉ごとに0.04%/日
最小注文数量 現物取引:0.001BTC / 回
レバレッジ取引:0.01BTC / 回

③まとめ

ビットコインは年初来で3倍近くに高騰しており、今から購入するのは遅いと考える方もいるでしょう。しかし、2020年に暗号資産の採用は劇的に進展しており、2017年12月の史上最高値2万ドル(約210万円)を越えれば、投資家の買いが加速するとの見方も出てきています。余裕資金の範囲で、ドルコスト平均法の投資を検討してみると良いでしょう。

暗号資産取引所では緊急メンテナンスや万が一の取引制限などでアクセスできない場合もありますので、複数の取引所に口座を開設しておくことで、いつでも取引できる状況にしておくことができます。暗号資産取引所の口座開設は無料でできますので、これを機に各社サービスがどのようなものか、実際に確認してみてください。

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立花 佑

立花 佑

自身も仮想通貨を保有しているWebライターです。HEDGE GUIDEでは、仮想通貨やブロックチェーン関連の記事を担当。私自身も仮想通貨について勉強しながら記事を書いています。正しい情報を分かりやすく読者の皆様に伝えることを心がけています。