暗号資産(仮想通貨)取引所を運営するビットバンクは、口座開設における顧客の利便性向上、および業務効率化を目的として、eKYC(e-Know Your Customer:オンラインによる本人確認)の導入を決定した。 金融機関向けのシステム開発業務を行うシンプレクス株式会社が2月17日、発表している。
導入にあたり、金融特化型AIソリューションを提供するDeep Percept株式会社の技術力や、本ソリューションの定期的なアップデートによる機能拡充方針、およびシンプレクスでのシステム提供実績が評価され、本人確認ソリューション「Deep Percept for eKYC」の採用に至ったという。
Deep Percept for eKYCでは、Deep Learningを活用したAI技術により、本人確認書類の顔写真と本人画像の照合を実施。業務効率化、コストダウンを実現している。また、WEBブラウザベースでの機能を提供し、顧客の口座開設時の離脱率を低減させることが可能だ。
仮想通貨取引所で口座開設をする際には従来、パスポートや免許証などの証明写真、顔写真、両者が同時に写っている写真、住所確認のためのハガキ受け取りなどのKYCプロセスが設けられていた。匿名性の高さが特徴の仮想通貨取引ではマネーロンダリングなど不正な利用が行われるリスクが高いため、健全な市場形成においてKYCは重要な役割を果たしている。
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HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム
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