国際送金ソリューションを提供し、SBI証券も出資することで知られるリップル社は3月29日、米国のデジタルウォレットサービス「Uphold(アップホールド)」にXRPが追加されたことを発表した。現在、同サービスでは手数料無料でXRPの売買が可能だ。
Upholdはクレジット、デビット、小口決済機能(ACH)を備えたサービスだ。ユーザーはXRPを含む7つのデジタル資産を、23種類の法定通貨に加えて4つの貴金属と交換し、世界中の他のメンバーに即時に送金することができる。現段階では、他のウォレットにXRPを移し替えることはできないが、これから導入予定だ。現在までに30億米ドルを超えるデジタル資産の取引を行ってきた。
今回のXRPの導入は、ユーザーの要望に応えた形となったようだ。実際、Upholdがツイッター上で「次はどの仮想通貨を取り扱ってほしいか」というアンケートを取ったところ、リップルが12,226人の投票者のなかで半数となる51%を占めた。
リップル社のXRPマーケティング責任者であるミゲル(Miguel Vias)氏は、こう述べている。「XRPエコシステムは多様化し、急速に成長しています。顧客がデジタル資産にアクセスしやすくなる強力なプラットフォームUpholdにXRPが追加されたということが、ユーザーのXRPに対する関心が大きくなっていることを示しているのです。」
Upholdには準備金が用意されており、取引フロー、資産および支払能力が透明性のある形でウェブサイトから確認が可能だ。この透明性の高さはXRPにも適用されるため、消費者の可視性がさらに高まり、デジタル資産の将来的な取引にはプラスになると思われる。
XRPがUpholdに導入されたことにより、XRPエコシステムの成長と共に、世界中のユーザーが利用できるような流動性の拡大にもつながるだろう。今後の展開が楽しみだ。
【参照サイト】XRP Ecosystem Grows with New Listing on Uphold
【参照サイト】Exciting news: XRP is now available to buy on Uphold and with ZERO fees!
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HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム

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