ヤフーは3月23日、子会社を通じてビットアルゴ取引所の株式を取得し仮想通貨取引に参入すると日経新聞が報じた。これに対し、ヤフー側では「ビットアルゴ取引所の出資に関して交渉しているのは事実だが、決定事項ではない」と発表している。
仮想通貨市場は、年始以来コインチェックによるNEM流出、G20での規制強化の懸念などから時価総額を大きく減らし、マーケット全体が冷え込んでいる状態だ。一方で、金融機関であるSBIをはじめ、サイバーエージェントやメルカリ、LINEも仮想通貨交換業への参入を目指している。
ヤフーをはじめとする大手企業の仮想通貨ビジネスへの参入は、仮想通貨マーケットがいまだに発展途上で成長の余地があることの裏返しととらえることも可能だ。コインチェックはNEM流出の対応を着実に進捗させており、G20では国際的に大きな規制が決定されなかった。大手企業による仮想通貨ビジネスへの参入の報道が市場を好転させる起爆剤となるのか。今後を期待したい。
【参照記事】ヤフー、熱望した「登録業者」の看板 仮想通貨参入
【参照記事】一部報道について
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HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム
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