先週末のビットコイン相場は急落後再度下値模索する動きとなり、62,000ドル台前半まで下落したが、その後反発し65,000ドル付近まで上昇。昨日はビットコインが4年ぶりのアップデート「taproot」が完了されたが、相場に影響は与えず静かな動きとなった。アップデート完了後は63,000ドル台まで下落する動きとなったものの、朝方から急反発しており、66,000ドル付近まで上昇する動きとなっている。

ここからは引き続き上方向の目線を維持しながら押し目でポジションは増加させる方針。ターゲットは70,000ドルを超えてくる水準と考えており、展開次第ではそのまま保有する予定。完全に上昇トレンドに入ったと考えているため、68,000ドルが最初のターゲットとなりそう。
63,000ドル付近では1,000BTC以上を保有しているクジラの保有量が増加しており、大口投資家が現物の保有量を増加させている様子。また仮想通貨取引所内のビットコインの残高も引き続き減少傾向にあり、売り圧力がオンチェーンを見ても足元なさそうな印象。
仮想通貨市場のニュースとしては、VanEckが申請していた現物ETFをSECが否決したことが一時的な価格下落に寄与したものとなった。
米国市場は株式市場は上昇。ミシガン消費者信頼感指数は予想よりも悪化したことで金曜日は上値が重いスタートとなったが、その後は堅調な地合いが継続。米国債金利もそこまで大きな動きは見られておらず10年金利で1.56%の推移となっている。ドル円は一時114円台前半まで上昇していたものの、一旦は113円台に押し戻される動きに。
為替市場をみるとCMEの先物ポジションで日本円のショートが高水準で積み上がっていることや、現在米ドルの上昇によってドル円が上昇していたものの、米ドルに次いで日本円に資金が流れており円高という側面もあるため、ドル円は114円台後半の高値を超えるのは難しいと考えている。
一方でそこまで下値を模索するような動きにもなりづらいと考えており、113円台前半ではロングで、114円台後半ではショートを行いレンジを取りにいくスタイルがベターと足元は考えている状況。
日経平均株価はチャートが完全に反転しているためまずは30,000円を試しに行くと捉えておりロングを本日仕込んでいる。
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中島 翔

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