昨日のビットコイン相場は最高値を更新した後急落する動き。日中は調整によるジリ安の展開が継続していたが、NY時間に消費者物価指数が大幅上昇しインフレヘッジとしてビットコインが選好され一時69,000ドル付近まで上昇し始め最高値を更新。しかし株式市場が大幅下落する中、ビットコインは一点大幅下落する動きとなり、一時63,000ドル割れと6,000ドル以上の下げ幅を見せた。

仮想通貨市場全体も大幅下落しており、Swellの影響で大幅上昇していたリップルも、せっかくの上昇に水を差す格好となっている。
世界的な物価上昇が景気に悪影響を与えるのではないかという懸念が生まれており、その中でビットコインがヘッジとして選択されているためビットコインが調整安の後は再度上昇するトレンドに入ると想定している。どこで押し目買いを入れていくかを検討したいところ。
ビットコインはここが押し目とは考えにくいところでもあるため、本日は弱含む展開を予想している。押し目買いの水準は正直定まっていないため、本日分析しながら検討。また、SOLは個人的にまだ伸びる余地があると考えており、今後FTX関連の通貨は注目したいところでもあるため、SOLの押し目は拾っていきたいと考えている。
米国市場は株式市場が反落。昨日注目された消費者物価指数が予想を上回り30年振り最大の伸びを記録。対前年比6.2%という伸びを記録し、早期利上げ観測が再浮上している。また米国30年債入札は不調に終わっており、米国債金利が急騰。10年金利は10bp以上上昇して1.56%付近まで到達している。
消費者物価指数と30年債入札の結果を受けて金利が上昇したことでドルインデックスは急伸。ドル円は114円付近まで上昇しており、ドルは対主要通貨に対して大幅上昇する動きとなった。
米国では実質所得が前月比でマイナスとなっており、年末の個人商戦を控える中で悪影響が出る場合は、これまでの上昇幅から更なる株式市場の下落を考えておいた方がいいか。金利の上昇が継続する場合はハイテク関連銘柄は注意したいところ。
ドル円は一旦利益確定を行っており、日経平均株価のロングは一時的な上昇で逃げることができなかったため、保有中。29,000円を割れてくる動きとなれば損切りしたい。
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中島 翔

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