先週末のビットコイン相場は一時下落する動きを見せるもサポートラインで支えられる展開に。金曜日には34,000ドル付近で推移していたがビットコインだが、再度下値模索の動きとなり、30,000ドルは大台の節目をトライ。しかししっかりとサポートされる動きとなり、反発し再度34,000ドル台まで上昇している。
注目すべきニュースとしては、足元中長期的なビットコイン保有者がポジションを下落する過程の中で積み増す動きが続いているが、ビットコインETFの保有残高も86BTC増加している等、買い意欲は残っている様子。米国のETFが承認されるとより影響度合いは大きなものになると予想される。
また、海外当局が世界最大の仮想通貨取引所バイナンスへの規制を強める動きが出ており、日本やカナダ、イギリス当局が警告を出していることから、今後どのような規制が出てくるのかでネガティブな影響は避けられないだろう。しかし規制の強まりは一時的な価格の下落をもたらずが、業界発展のためには必要なものでもあるため、大幅な下落は買い場を作るものと個人的には考えている。
また、エルサルバドルでは国民に30ドルのエアドロップを行う方針を示している。
チャートは引き続きロング目線での方向感を維持しており、30,000ドルを割れるまでは淡々とロングポジションで細かく利益を出していくポジションと、少額のロットで中期的に1万ドル以上の利幅を取れるポジションで分けて考えている状況。28,000ドルを割れたら一旦撤退すべきか。

米国市場はS&P500指数は最高値を更新し続ける展開が続いており、足元のFRBのタカ派姿勢が後退したセンチメントが継続している状況。米国債金利10年も1.52%まで上昇し再度上昇する動きが続いている。ドル円は110円台後半で小幅なレンジのまま推移。
米国独立記念日までは堅調な展開が続く可能性があるが、その後の夏枯れ相場には少し注意したいところ。
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中島 翔

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