昨日のビットコイン相場は上値が重く推移。一昨日の反転急騰から34,000ドル台まで上昇していたが、時間調整の様相となった。
30,000ドル超の水準で短期的なショートポジションが増えていたことから、昨日の上昇はショートカバー優勢の展開が相場を作ったと考えられるが、一旦サポートラインで綺麗に反発しているため、トレンドが転換するか重要な節目としてチェックしておきたい場面。
個人的には淡々とロングポジションを増加させていく方針は変えておらず、ファンディングレート等ポジションの傾きに注意しながら下落する場面では拾っていくスタンスを維持したい。
ハッシュレートが大幅低下している状況だが、ここが上向いてくると長期的にも買い場になる可能性があり、30,000ドル付近というのは大口投資家の損益分岐点が集まっているラインでもあることから、ここを割れてくるかどうかで目線を変更していく予定。

米国市場は大きな変動なく推移。ドル円は一時111円台を突破、111円を挟んだ展開となっている。ドル円の見通しは変えておらず年末まで115円以上は突破するという目線を維持しており、夏枯れ相場で8月に円高に向かう局面があれば強気で拾っていくべきか。
米国では7月の独立記念日があり、それまでは相場が下げにくいと言われているため、株安が進行するとなった場合は7月の独立記念日以降になると考えてトレードを行いたい。
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中島 翔
一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12

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