WWFジャパンの生物多様性スクール、第4回「生物多様性とビジネス」4/27開催

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公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)は4月27日午後4時から、オンラインセミナー「生物多様性スクール」の第4回「生物多様性とビジネス」を開催する。生物多様スクールは今年1月から6月まで全6回のプログラムで、各回著名な有識者を招き、食、金融、経済など、身近な切り口で生物多様性について考える。第4回目のゲストは株式会社レスポンスアビリティ代表取締役の足立直樹氏。セミナーはZOOMを使用、参加無料、午後6時までの予定。

足立氏は、企業活動と生物多様性の分野では、日本の第一人者として知られる。国際的な文脈の中で企業のリスクを的確に分析し、企業価値を高める経営戦略とブランディングを得意とする。環境省の「経済社会における生物多様性の保全等の促進に関する検討会委員」ほか、中央省庁の検討会委員などを歴任。著書に『生物多様性経営 持続可能な資源戦略』(日本経済新聞出版)など。

同日は、企業の活動や動きを切り口に、生物多様性とは何か、私たちの暮らしや社会との関わりについて考えるほか、企業に求められる情報開示のポイントや国際的な潮流なども取り上げる。

WWFジャパンからは、マーケットグループ長の古澤千明が、国際環境NGOの視点から考える企業の役割と責任について講演する。モデレータは生物多様性に知見の深い、井田徹治氏(WWFジャパン理事、共同通信編集委員)。

WWFジャパンは、22年のキーワードを「生物多様性」とする。世界の生物多様性は過去50年で68% 喪失したと報告され、21年の国連の気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)では、気候変動と生物多様性喪失の2つの危機に同時対策することの重要性が強調された。22年中に、国連の生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)のパート2が中国雲南省昆明で開催され、生物多様性について、パリ協定のような国際的な枠組みがまとめられる予定。WWFジャパンは30年までに生物多様性の劣化を食い止め、回復に転じさせる「ネイチャー・ポジティブ」に向けて、生物多様性についての認知と理解の向上を目指している。
 
参加希望者は、https://wwf.zoom.us/webinar/register/WN_gTy02jYeR8SPpTgH_PCcsgからイベント開始までに登録する。 リアルタイムでの参加ができない場合、後日アーカイブ動画と資料を送る。

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