東京都のソーシャルインパクト投資ファンド事業で、都は3月31日、虎ノ門インパクトキャピタル合同会社を運営事業者とする「東京ウェルネスインパクトファンド(TWIF)」に2月24 日付で契約を締結、3月に出資を完了した。TWIFはウェルネス領域での課題解決を図るインパクト志向のスタートアップを投資対象とし、企業価値向上のためのIMM(Impact Measurement and Management)を通して起業家を伴走支援する。また、活動と並行して、目標運用額に向けて、引き続きファンド出資者の募集を行っていく。
都のソーシャルインパクト投資ファンドは、インパクト投資を促進し①社会課題の解決に官民協働で取り組む新しい金融の流れを加速すること②「東京で暮らす人々のウェルネス」を向上し、誰もが心身ともにいきいきと暮らせる社会づくりに貢献することを目的として2022年創設。都がファンド運営事業者(無限責任組合員)を募集し選定。最大10億円を出資する計画。都のほか、マネックスグループ株式会社、明治安田生命保険相互会社が投資家として参画している。
都は22年4月に「ソーシャルインパクト投資ファンド運営事業者募集要項」を公表し、運営事業者の募集を開始。9月、キャピタルメディカ・ベンチャーズ社とマネックスベンチャーズ株式会社を選定(2者の共同提案)した。
インパクト投資の事業体である虎ノ門インパクトキャピタル社は、マネックスベンチャーズ、キャピタルメディカ・ベンチャーズの社長が代表社員を務める共同運営体制。虎ノ門インパクトキャピタル社は3月31日に1次募集を完了、投資活動を開始した。
虎ノ門インパクトキャピタル社は「インパクト志向のスタートアップ投資を加速させるためにも、インパクト投資の実践と実績が重要。TWIFは、スタートアップ×インパクト投資を実践することで、ウェルネス領域の課題解決をテーマに、課題解決実践者の創出とファンド利益の確保、そして個人からのインパクト投資への流れを生み出したい」としている。
ファンドの運用期間は2月24日から2032年12月31日まで(10年間+5年延長)で、投資ステージはシード、アーリー期からレイター期まで。3月31日現在の募集額は31億円で、100億円の運用額を目指し引き続きLP(有限責任組合員)出資者を募集中。

HEDGE GUIDE編集部 ESG投資チーム

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