清華大学、Rippleと提携してブロックチェーン技術研究奨学金プログラムを創設

中国の清華大学のTHUIFR(フィンテック研究所)は1月18日、米Ripple社と提携して、BRSP(ブロックチェーン技術研究奨学金プログラム)を創設することを発表した。清華大学では、BRSPを通じて、国際的な規制方針とブロックチェーン技術の開発に焦点を当てていく。

BRSPに参加する学生は、国際的な規制やブロックチェーン技術に関連する最先端の研究、企業見学やイベントに参加する機会が与えられる。THUIFRでは、こうした機会の他にも将来のキャリア形成に向けて本プログラムを高く評価している。

THUIFRは2017年、産業的研究成果に基づいて、清華大学のPBC金融学部、国際情報化学研究所、ソフトウェア学部とロー・スクールによって共同で設立された。THUIFRは、最先端の研究と実践的な指針を業界に提供することを目的としており、グローバルな研究や政策ディスカッション、交流などによって革新的なインキュベーションのための有力なプラットフォームになることを目指している。

Rippleはブロックチェーンを活用して国際送金における摩擦を解消することをビジョンとするフィンテック企業だ。同社は現在、世界中の200以上の顧客に対してサービスを展開している。2018年6月、各国有名大学と提携し5千万(約54億9千万)米ドルを寄付したことで注目を集めた「UBRI(University Blockchain ResearchL Initiative:大学ブロックチェーンリサーチ構想)」の観点からも、同社は今回の清華大学への支援に対して高い関心をうかがわせている。今回のTHUIFRとの提携は、UBRIの目的でもあるブロックチェーンや仮想通貨、デジタル決済の学術的な研究や技術開発、そしてイノベーション促進のための重要なプロセスであるためだ。

仮想通貨市場は現在も低迷を続けているが、ブロックチェーン技術の将来性は広い分野で活用されることが期待されている。しかし、ブロックチェーン分野の成長には、業界でも不足がちな人材の育成や法整備、これらの実現に向けた議論が必要不可欠だ。ブロックチェーンの発展への寄与を目指すRipple社の試みはその試金石となるだろう。Ripple社、ひいては同大学の学生たちの今後の活躍に期待したい。

【関連記事】リップル社、各国有名大学と提携し5千万(約54億9千万)米ドルを寄付。「大学ブロックチェーンリサーチ構想(UBRI )」を発表
【参照記事】Announcing Blockchain Technology Research Scholarship Program

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