アートの価値をブロックチェーンで支えるスタートバーン、京大・東大関連VCなどから11.2億円を調達

スタートバーン株式会社は5月12日、京都大学認定民間VCのみやこキャピタル株式会社、株式会社東京大学エッジキャピタルパートナーズ(UTEC)および複数の投資家を引受先とした第三者割当増資により、総額11.2億円の資金調達を実施した。

スタートバーンは、2015年にローンチした前身サービスの課題を解決するため、2016年にブロックチェーン技術のリサーチを開始。2018年には、アート作品の信頼性と真正性の担保ひいては価値継承を支えることを目指し、非中央集権的なインフラ「Startrail(旧 Art Blockchain Network)」を発表。また、2020年には「Startrail」をより簡単かつ安全に活用するためのインターフェースとして「Startbahn Cert.」を公開している。

同社がまず取り組むのは、アート作品の信頼性を守るためブロックチェーン証明書「Cert.」の強化だ。「Cert.」の信頼性を強化するために、発行者の審査を徹底する他、ブロックチェーン上の情報と作品の紐付けに取り組むとしている。また、アート作品に必要となる展示歴・修復歴・鑑定歴などの記録を残すアーカイビング機能を追加、今後は昨今脚光を浴びるNFTにも対応予定だという。

同社が既に取り組む「Startrail」は、アート作品の信頼性と真正性を担保するためのインフラとして、二次流通・利用を管理できる仕組みを実現している。こうした仕組みを生かして、これからNFTを導入したい事業者に向けたパッケージ提供を開始し、既にNFTを導入しているマーケットプレイスに対してもサービス横断で互換性を持たせるためのソリューションを提案していくという。

また、本資金調達により、「Tokyo Art Beat(TAB)」のユーザーの期待に応えるアップデートも実施していくことが発表されている。TABは、月間平均500件におよぶ日英バイリンガルの展覧会情報と、最新アートニュースを伝える記事で構成され、Twitter(約27万フォロワー)、Instagram(約7万フォロワー)など、ソーシャルメディアでも人気を集めているウェブメディア。2020年10月1日よりスタートバーンへ参画し、最先端のテクノロジーを活用したリニューアルにより、これまでアートを楽しんできたTABユーザーの期待に応える機能や情報を届けられるようアップデートを進めているという。

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HEDGE GUIDE 編集部 暗号資産・ブロックチェーンチーム

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