キャピタルメディカ・ベンチャーズ、ヘルスケア分野特化VC「社会的インパクト評価レポート」発行

ヘルスケア分野に特化したベンチャーキャピタル、株式会社キャピタルメディカ・ベンチャーズ(CMV)は、7月7日、ヘルスケア領域のスタートアップへ投資する「ヘルスケア・ニューフロンティアファンド」の投資先のベンチャー企業が創出する社会的インパクト評価をまとめた「ヘルスケア・ニューフロンティア・ファンドのインパクトレポート2021」を発行した。

投資先企業の財務的な企業価値の向上を目指すベンチャーキャピタルファンドが、投資先の創出する社会的インパクトの可視化を試みている。2018年度版(2019年9月発行)から年次で発行され、今年で第4版。一般財団法人社会変革推進財団(SIIF)が支援した。

レポ―トは、投資先企業が取り組む社会課題を明確に示し、社会的インパクトを含む事業の提供価値を「ロジックモデル」というフレームワークを活用して整理・分析。これにより、投資先企業の本業を通じた社会課題解決の戦略を明示している。第4版では、特別企画「なぜアウトカムにこだわって投資するのか~ヘルスケア領域の特異性と課題~」をテーマに、発行元CMVの代表取締役で、自身も十数年にわたり、ヘルスケア領域で事業開発やキャピタリストとして約20社のスタートアップ投資の経験を持つ青木武士氏が、ヘルスケアスタートアップを取り巻く現況と課題、その解決策のひとつとしての社会的インパクト評価における考えを掲載している。

2つ目の特別企画「起業家の現状理解に有効なツール~実施には伴走力が不可欠~」では、“「ただつくり・見せる」だけではない”社会的インパクト評価の使い方について解説している。また、初めての取り組みとして、ヘルスケア領域内介護分野に光を当て、青木氏、KAIGO LEADERS発起人であり株式会社Blanket代表取締役を務める秋本可愛氏、リハノワ代表の河村由美子氏、GO LEADERS 発起人であり株式会社Blanket代表取締役を務める秋本可愛氏、リハノワ代表の河村由美子氏、一般財団法人KIBOWインパクト・インベストメント・チームディレクターの山中礼二氏およびSIIF職員が、介護分野における課題の分析の相関図を作成した。

「介護に関連する課題を俯瞰するために作成した相関図からは、どれかを解決しようとすると他の課題が悪化しかねない、課題同士が相反するものもあり、課題解決のむずかしさと、同分野における課題の要因が複雑に絡み合っている現状が可視化されている」とCMVは狙いを説明する。

CMVは、病院の経営支援や高齢者施設を運営する株式会社ユカリアのコーポレートベンチャーキャピタル。ユカリア社のネットワークを活かし、投資先ベンチャーに対し、全国の医療機関と高齢者施設を実証フィールドとして提供することができる日本で唯一のヘルスケア特化型ベンチャーキャピタル。

SIIFは日本財団から助成を受け、日本におけるインパクト投資のエコシステムを共に育て、社会課題を解決していくというミッションのもと設立された財団。ソーシャル・インパクト・ボンドを含む社会的インパクト投資のモデル開発や、普及のための環境整備、調査研究・政策提言に取り組んでいる。

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HEDGE GUIDE編集部 ESG投資チーム

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