Securitize、Avalancheブロックチェーンプラットフォームとの統合を発表

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デジタル証券(セキュリティトークン)のリーディング・プラットフォームを提供するSecuritize, Inc.(以下、Securitize)は12月10日、オープンソースプラットフォームであるAvalancheとの統合を発表した。これにより、Securitizeプラットフォームを利用している発行体は、Avalancheブロックチェーンを利用したセキュリティートークンの発行と管理が可能となる。

Avalancheブロックチェーンは、1秒未満のファイナリティと低い手数料で取引を実行可能なことから、既存のパブリックチェーンと比べてサービス提供にかかる時間やコストが大幅に改善されている。2020年に1取引あたり100ドル以上に達したイーサリアムの手数料(ガス代)に対して、Avalancheでの平均的な取引手数料は0.04ドルとなっている。また、取引のファイナリティについても、イーサリアムで通常15秒から5分程度であるところ、Avalancheでは1秒未満であることも特徴だ。

Avalancheは9月21日にメインネットを立ち上げて以来、600以上のブロック生成バリデーターがコンセンサスに参加しており、さらに2,500のデリゲーターがステークキングに参加している。これらを合わせると、ネットワークの安全性を確保するために10億ドル以上のAVAX(Avalancheブロックチェーンの開発元AVA Labsが発行するトークン)のステイクが行われている。

また、Avalancheは、大規模なオープンソース開発者のコミュニティからの貢献を得ており、インフラやアプリケーションを構築するエンジニアに多額の助成金を与え、そして、Chainlink、Polyient、Quantstampなどの有力なプロジェクトと統合してきた。Avalancheはこれまでに、今年7月に行われた4時間半の公開セールでの4200万ドルと、Galaxy Digital、Bitmain、Initialized Capitalがリードした非公開セールを合わせて、6000万ドルを調達している。

Ava Labs社長ジョン・ウー氏は以下のように語っている。「デジタル証券は依然としてイノベーションに開かれたフロンティアであり、SecuritizeをパートナーとしたAvalancheブロックチェーンほど、ライフサイクル全体にわたってデジタル証券に適した場所はないと言えます。Avalancheにより、金融機関は、実用的な規模でのトークン化を追求するために必要な、スピード、低コスト、アセット構造のカスタマイズ性のフルパッケージをついに手に入れることができました。間もなく最初のトークン発行を予定しております。」

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HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム

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