米国証券取引委員会(SEC)は5月14日、仮想通貨運用会社Bitwiseによって申請されたビットコインETFの審査を再度延期することを決定した。
Bitwiseは、顧客から預かった仮想通貨の運用や仮想通貨インデックスファンドを提供している。2019年1月に提出された同社のビットコインETFは3月に1度、審査を延期されていた。2回目となる今回の審査延期では、1週間のパブリックコメントが募集されることとなる。SEC側からの回答期間を経て、次の判断期日は8月14日となる。次回の審査が延長された場合、最終判断は10月13日になる見込みだ。
BitwiseのビットコインETFは、複数の仮想通貨取引所の価格に基づいた仮想通貨の価格指標を利用する。25,000株を1単位として金融機関のみに販売する商品であるが、金融機関は適正な価格をつけて一般投資家に提供することも可能だという。機関投資家から預かるビットコインについては、NYDFS(ニューヨーク金融サービス局)に認められたカストディアンが規制当局の監督下で保管する。
ビットコインETFは、これまでに10種類以上が申請されてきた。Bitwiseの申請しているビットコインETFの特徴は、ビットコイン現物を規制当局の管理下でカストディアンが管理することにある。これにより、顧客の預託しているビットコインの存在が裏付けられているため、機関投資家は安心して資金を投入しやすくなる。今後の動きに注目だ。
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HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム
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