リップル社は24日、送金サービスを扱う米大手企業「IDT Corporation(以下IDT)」と「MercuryFX」の2社と新たに提携したことを発表した。2社はリップル社のトークンXRPを使った送金サービスxRapidを使用して、小口送金や迅速な国際送金の実現化を目指す。
IDTは電気通信・決済サービスを扱う企業だ。NY証券取引所にも上場しており、24日の発表を受けて株価が前日比の5.86%上がった。同じく大手企業であるMercuryFXは、国際的に外貨両替を行っている。
2社は、わずか数秒で送金ができるXRPと送金システムであるxRapidが取引の流動性を高め、より多くの取引をリアルタイムかつ低コストで可能にすることを期待しているようだ。実際、手数料のかかる仲介業者やノストロ・アカウントの削減ができると述べている。
xRapidは先日、世界第2位の国際的送金ネットワークを展開するマネーグラムの支払いフローにも採用されたばかりだ。近年、国際送金サービスの市場が拡大するにつれて、迅速でさらに安価な送金システムが求められている。XRPを使った送金は、これを解決しうる策となるかもしれない。
【参照サイト】More Global Payment Providers, IDT and MercuryFX, Sign Up to Use XRP
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HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム
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