「孤立する家庭へ『おすそわけ』を届けたい」おてらおやつクラブがふるさと納税型寄付を募集中

認定NPO法人おてらおやつクラブは奈良県天理市と連携し、ふるさと納税の仕組みを利用した寄付を受け付けている。

おてらおやつクラブは、子どもの貧困問題解決を目指して、寺への「おそなえ」を仏さまからの「おさがり」としてさまざまな事情で困りごとを抱えるひとり親家庭へ「おすそわけ」する活動を行っている。奈良県を拠点に全国規模で活動しており、2020年11月に、天理市と「ひとり親家庭への支援に関する協定」を締結。ひとり親家庭への支援を行い、地域全体でひとり親家庭を支え、生活の安定向上と子どもたちの健全な成長の確保できる社会を目指し、これまで様々な取り組みを進めてきた。

今回「孤立する家庭に『おすそわけ』を届けたい」というプロジェクト名の下で寄付を募集。目標金額は800万円で、実施期間は2023年7月3日から9月30日まで。

厚生労働省発表の「国民生活基礎調査」によると、日本の「子どもの相対的貧困率」は2021年度時点で11.5%。18歳未満の子どもの9人に1人の子どもたちが貧困に苦しんでいるという。特にひとり親世帯の44.5%、およそ2人に1人が貧困状態だ。しかし、貧困に苦しむ家庭は周囲から見えづらく、貧困問題の解決は一筋縄ではいかない現状がある。

今回集まった寄付は、ひとり親家庭へ「おすそわけ」の配送費等の経費や外食機会の提供等の事業費やシステム開発費として活用される。本プロジェクトは天理市のふるさと納税として市内へ還元しつつ、寺からの「おすそわけ」は市内に限らず全国の家庭・団体へ発送される。

おてらおやつクラブは本プロジェクトを通して、子どもの貧困問題の解決に向けて、地域が寄り添い、誰もが助け合える「たよってうれしい、たよられてうれしい。」社会に貢献していくとしている。

【関連サイト】ふるさとチョイス・ガバメントクラウドファンディング®「物価高騰の中、さらに孤立する家庭へ「おすそわけ」を届けたい
【関連サイト】おてらおやつクラブのサイトを見る[PR]

※ガバメントクラウドファンディング®(GCF®)とは、ふるさとチョイスがふるさと納税制度を活用して行うクラウドファンディング。

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岡村 幸治

フリーライター。2020年までスポーツニッポン新聞社で野球記者を務め、読売巨人軍やアマチュア野球などの取材、原稿執筆を担当。得意分野はスポーツ、旅行、ニュース記事。中立でわかりやすい記事を心がけています。 
Twitter:@koji__O