SMBC日興証券株式会社は10月2日、「投資教育・投資親子に関する意識調査」の結果を発表した。記事から株が買える投資情報サービス「日興フロッギー」を調査主体に今年9月1日から5日にかけ1013件の回答を集め、分析した。
最初に、子供がいると回答した520人のうち「子ども名義の口座で投資や資産運用をしている」と答えた人は172人(33%)だった。親の3人に1人が、子供名義で将来に備えた投資をしている。投資先の商品は「投資信託」「保険」「株式」がトップ3だった。
「あなたは親から投資教育を受けたことがありますか」という問いに対しては、14%が「はい」と答えた。8割以上の人が親から投資教育を受けておらず、家族の中における「投資教育」はあまり一般的ではない様子が伺えた。
「子ども名義の口座でどんな商品に投資をしていますか」という設問に関連して、「親からの投資教育」の有無で見ると、「投資教育を受けた」人は「株式」「投資信託」「債券」が投資先のトップ3。一方で、「投資教育を受けていない」人の投資先は「保険」「投資信託」「株式」となっており、「保険」に対する選定意識の違いが見られた。
「子ども名義の口座で投資を始めたきっかけ」について質問したところ、「自分がやっているから」と答えた人が最多。「家族・知人」や「金融機関」による影響で始めたという回答もあった。
子供名義の口座で投資をしている人のうち「ジュニアNISA口座を保有し、活用している」と答えた人は46%。一方、「ジュニアNISA口座を保有しているが、活用していない」と答えた人も12%おり、そもそもジュニアNISA口座を保有していない人も38%いた。
子供名義の口座で投資をしている人に「どの程度利益が出ているか」を訊ねたところ、「100万円以上利益が出ている」と答えた人もいる一方、「数万円の損が出ている」人もおり、損益の状況にはバラつきがあった。また、損益の状況がそもそも「わからない」と答えた人も26名おり、投資パフォーマンスに対する意識の差も見られた。
子ども名義の口座の損益状況は、「投資教育を受けた」人の74%が10万円以上の利益を出しているのに対し、「投資教育を受けていない」人は29%にとどまった。同社は「投資教育の有無が、投資パフォーマンスにも大きな影響を与えていると考えられる」と分析している。
【関連サイト】日興フロッギー白書 「となりの『投資親子』はなにしてる?」
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※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定の企業・商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム
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