MakerDAO創設者、政府主導のガバナンスや規制に疑問を投げかけ

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MakerDAOの創設者Rune Christensen氏は、ECBがステーブルコイン発行を模索していると明らかにしたことをうけ、ガバナンスを政府に頼りきることに対して疑問を投げかけている。12月9日、仮想通貨メディアAMBCryptoが伝えている。

MakerDAOはイーサリアムを基盤としたステーブルコインDAIの開発を行う分散型金融(DeFi)プロジェクトだ。DAIはUSドルを担保として発行されるステーブルコインで、DAI保有者はDai Savings Rateによって低リスクで安定した利子を得ることができる特徴をもつ。

同氏は、政府による規制が実施されているにも関わらず発生する金融危機を例に挙げ、政府だけが正しいという前提があることに疑問を呈しているという。Maker財団のように偏りのないプロトコルによってすべての権利を分散型で扱うことで、銀行や中央銀行を含むすべての人々が同等の権利をもつ必要性を説いている。

いまだ不透明なシステムを信じる人々は多いが銀行がブロックチェーンを術を使い始め社会がその利益を享受し始めさえすれば、多くの国々が追随してブロックチェーンを使い始めることは明らかだと同氏は締めくくっている。

【参照記事】MakerDAO founder: Govts need not be ultimate judge on regulating stablecoins

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HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム

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