米カーネギーメロン大学で設立された米仮想通貨ファンドValiendero Digital Assets創設者のChristopher Brookins氏(以下、クリストファー氏)は、「IEOをはじめとする取引所に上場した仮想通貨は上場後180日間の投機的需要率は売買の重要なシグナルだ。」と発言した。6月12日、米仮想通貨メディアCoinDeskが報じている。
Initial Exchange Offeringの略称であるIEOは、新規発行トークンを取引所に委託し上場前のトークン販売により、IEOトークンの発行母体であるプロジェクトチームが資金調達をする方法だ。上場が決定しているトークンを事前購入し、上場後の売買が可能になった後に売却することで利益が得られるとして、昨今では海外取引所のバイナンスで頻繁に実施されている。
クリストファー氏によると、新規もしくは時価総額1億米ドル未満トークンの価格変動は、取引高と時価総額によって動いているとのことだ。資産の全体的な時価総額に比例し、購買量の増加に伴い、さらに市場参加者の購買量は増すと分析している。
【参照記事】Initial Exchange Offerings Are Providing Big Returns, But Why?
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HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム
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