Google、ブロックチェーン動画配信Theta Networkの検証ノードで戦略的提携

Googleがブロックチェーン動画配信ネットワークTheta Labs Inc(シータラボ)とパートナーシップを締結した。米国の経済誌Forbesが5月27日、伝えている。

NetflixやYoutubeに代表される動画ストリーミングサービスは、ピーク需要に備えてデータセンターにコンテンツを保管し、膨大な維持コストを費やしている。一方、Thetaのネットワークは利用者間で直接コンテンツの共有を可能とする分散型ネットワークだ。あるユーザーがThetaのコンテンツをダウンロードすると、次のユーザーは前のユーザーのTVから直接これをダウンロードする。「ユーザーが増えるほど効率が向上する利点がある」とTheta Labの共同創設者ミッチ・リュウ氏は語っている。

こうした動作は「THETA」トークンを介してブロックチェーン上で管理される。もう一つの「TFUEL」トークンには、有料コンテンツの支払いや、アイドルタイムに帯域幅を貸し出して支払いを受けるなどの利用法がある。

Googleは、Binance(仮想通貨取引所)やBlockchain Ventures、日本のgumi Cryptos等で構成されるThetaのエンタープライズバリデーターに加わり、トランザクションの正当性を検証する。また、コンシューマーはGCP Marketplace上でシームレスにThetaノードを実行できる。ビットコイン、イーサリアムを含む6つの暗号通貨のブロックチェーンの追跡データセットを一般公開してきたGoogleにとって、バリデーター活動は「ネクストステップ」だ。Googleの開発者アレン・デイ氏は、Theta Networkが「最初のバリデーターの1つだが、他にも多くの暗号顧客がいる」と述べた。

米ネットワーク機器企業Sandvineの調査によると、新型コロナウィルスの感染拡大の時期にYouTubeはインターネットトラフィックの15%を占めた。

「私たちは分散型ネットワークによって、Amazon Webサービス、Akamaiなど、既存のコンテンツ配信ネットワークを変革しようとしている」と、リュウ氏は主張している。カリフォルニア州を本拠とするTheta Labsは、Samsung、Sony Innovation Fund、Sierra Venturesなどから支援を受けている。Thetaのブロックチェーンベースのeスポーツ動画配信ネットワーク「Theta.tv」は、ハリウッド黄金期を支えたMGM映画や、ワールドポーカーツアーのライブ配信などの専門チャネルをホストしている。

【参照記事】Google Goes Blockchain? New Deal Opens A Door To Crypto

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HEDGE GUIDE 編集部 暗号資産・ブロックチェーンチーム

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