NFTやメタバース関連事業を展開するAnimoca Brandsが2月15日、日本に戦略的子会社「Animoca Brands 株式会社」を設立したことを明らかにした。
Animoca Brands 株式会社は、日本の知財やコンテンツ(IP)ホルダーが世界に直接コミュニティを作り、グローバルでファンを獲得しトラフィックを創生することを支援目的として設立された。具体的には、ブロックチェーン技術を活用したプラットフォームを構築・提供することで日本の知財・IPホルダーがWeb3.0の時代に活躍することができる環境構築を行うとされている。
今回の日本拠点設立に関して、Animoca Brandsの共同創設者Yat Siu氏は、「Animoca Brands株式会社は、日本のIPオーナーの皆様がオープンメタバースで Web3.0の新しい製品やサービスを提供できるよう、パートナーとして活動していく。」とコメントしている。
また、今回の日本拠点設立に伴い、Animoca Brands株式会社は2022年1月に約11億円の資金調達を完了していたことも明らかにした。調達先は、MCPアセット・マネジメントが組成したIPX1号ファンドとAnimoca Brands株式会社の親会社であるAnimoca Brandsである。IPX1号ファンドには、株式会社講談社、西日本鉄道株式会社、三井住友信託銀行株式会社などが参画している。
Animoca Brands株式会社の親会社であるAnimoca Brandsは、香港を拠点とするNFT・メタバース関連のWeb3.0企業であり、世界各国で150以上のメタバースやNFT企業・プロジェクト、DeFi、その他暗号資産プロジェクトへ投資を実行している。主な投資先としては、ブロックチェーンゲーム「Axie Infinity」やNFTマーケットプレイス「OpenSea」、メタバースプロジェクト「The Sandbox」などが挙げられる。Animoca Brandsは、2022年1月に約410億円の資金調達を完了しており、企業評価額約5,700億円のユニコーン企業として成長を続けている。
【参照記事】香港の Web3.0 企業「Animoca Brands」、日本に戦略的子会社設立シードラウンドで約 11 億円調達
宮﨑 龍三
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