ブロックチェーン技術の教育、ブロックチェーンやAIの導入コンサルティングを行っている株式会社digglue(以下、digglue)は2月5日、ブロックチェーンのオンライン学習サービス「EnterChain」を100名限定で無料公開することを発表した。
経済産業省の調査によると、ブロックチェーン技術が社会にもたらす潜在的なインパクトは国内外で67兆円にまで上る。今後、ブロックチェーンの知識習得や技術の学習需要は高まると予想されているが、現段階ではブロックチェーン技術を教えられる講師の数が足りていないという問題がある。
本サービスは、オンラインでブロックチェーンについて学習できるため、講師不足の解消と共に、ブロックチェーンを扱える人材不足の解決を目指している。限定公開では「基本コース」と「エンジニア向け」の2コースが用意されており、ブロックチェーンの基本的な仕組みを学びたいというニーズはもちろん、オリジナル仮想通貨構築するといった実践的な技術を学ぶことも可能だ。
本サービスはまず100名限定でサービス提供され、その使用感を元にサービスの改良とコンテンツの拡充を図っていく。digglueは今後、法人向けのサービス提供や、BaaS(Blockchain as a service)向けの学習コンテンツの提供や導入支援のコンサルティングサービス、ブロックチェーンを利用したサービスの開発なども請け負っていくとしている。
最近では大手IT企業や金融機関などがブロックチェーンを活用した経済圏の創出を目指して活動を進めている。2018年にはブロックチェーンエンジニアの求人募集における高額な年収も話題になったことを考えると、ビジネスパーソンがブロックチェーンについて基礎的な知識を持っておくことは非常に有用と言って差し支えないだろう。ビジネスパーソンであれば今のトレンドでもあるブロックチェーンについて、まずは手軽に同社のようなサービスで学んでみることもおすすめだ。
立花 佑
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