2020.12.21 暗号資産マーケットレポート【最高値更新も24,000ドル台で足踏み】

先週末のビットコイン相場は上昇。23,800ドルを突破すると、24,000ドル台前半まで駆け上がる展開となったが23,500ドル付近まで一度調整。その後再度上値トライをし、わずかに高値更新するも、結局調整安となり、完全に高値ブレイクが騙しのような格好となっている。

アルトコインも総じて上昇しているが、ビットコインと比較すると上げ幅は限定的となっており、ビットコインを選好する動きは継続している様子。

12月のクリスマス休暇前ということもあり値幅が上下にかなり大きくビットコインは1,000ドルくらいの値幅で動いていることから、ポジション量には注意すべき環境。12月は流動性が一気に低下することや年末の換金売りというフローも出やすいため、チャートでは騙し等が発生しやすく、トレーダー泣かせの動きが行われやすいことから、チャート分析が機能しにいくいことは頭に入れておきたい。

アメリカでは景気対策法案が与野党で合意したとの報道からリスクアセットは総じて堅調な地合いとなっており、この動きはビットコインにもいい影響を与えるか。

テクニカルでは短期的にはそろそろ調整かといったチャート形状となっており、本日は24,000ドルを超えるまでは戻り売りを推奨。23,600ドルあたりから100ドル単位で売り上がっていき、ある程度の値幅を想定しながらのポジションを取っていきたい。

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中島翔

一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS（Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12

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