2020.12.10 暗号資産マーケットレポート【ビットコインは一時18,000ドル割れの水準へ】

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昨日のビットコイン相場は下落。引き続き前日の弱気な地合いが継続している環境。下落している要因としては目先大台達成までの心理的な上値の重さや、オプションのポジションを調整するような動きを見せており、短期的には方向感は下方向で構えておきたいような状況となってきている。

下落するスピードが早くショートで短期的に攻めたポジションがショートカバーで踏まされてしまっており、デイトレーダーは苦しい相場展開か。値幅は上下に1500ドル以上あるような状況で流石に短期的な売買は難しい値動きのため、取引量は抑えつつ時間分散と価格分散がデイトレードでも必要だと考えている。

足元は年末ということもあり、税金対策のための換金売りも大口から入っている様子であり、年初までポジションは保有せずに新年に再度仕切り直す機関投資家の行動がマーケットに影響しやすいとも考えることができると思料。

テクニカルでは方向感がない状況。しかし年末ということやリスクアセットの伸びも鈍化しているということを考えると一旦はショート目線でトレードは行うことがベターか。19,000ドルまで売りあがりつつ、18,000ドル台前半での利益確定を目指したい。

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中島 翔

一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12