2020.12.4 暗号資産マーケットレポート【20,000ドルが近くて遠いビットコイン】

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昨日のビットコインは19,500ドル付近で一進一退の攻防で方向感なく推移。19,000ドル付近まで軟化していたものの、その後上昇する動きを見せたが、2日の急落前の水準19,750ドルをしっかりと超えてくる動きとはならず、この水準で淡々と利益確定の売りもでている模様。

アルトコインも総じてビットコインと同じような動きとなっており、全体的には足場を固めるような動きになってきている。

日本のTwitterで有名な個人トレーダーでは、ビットコインにそろそろヘッジを入れる動きも見せており、上昇トレンドには乗りたいものの、少し半身の姿勢で構えているところもあるため、いつでも急落の可能性も頭に入れながらのトレードを心がけておきたい。

NYダウは一時30,000ドル乗せに成功する等良好な地合いは変わらず、年末に向けて上昇しやすいアノマリーが今年も継続するか。しかし12月は流動性が中旬から低下するため、急激な値動きが発生しやすい月ということは注意しておきたいところ。

昨日はアメリカの大手投資ファンドのCEOからもビットコインは割安というコメントが様々にでており、世界的に伝統的な金融機関やヘッジファンド勢もビットコインに参入すべきとの見解を示し始めていることは中長期的にはいいポイント。

テクニカルでは上昇トレンドを維持。スキャルピングなら急落時は拾っていくスタンスでもいいと思うが長くは保有しにくいということは考えておくべき。

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中島 翔

一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12