2020.10.30 暗号資産マーケットレポート【押し目を作ったビットコイン】

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昨日のビットコイン相場は上昇。一昨日は短期のロング勢が利益確定から1,000ドル以上の下落を見せるも、下落局面ではしっかりと買ってくるフローが出ており、13,600ドルまで一時回復する動きとなっている。

しかしアルトコインはビットコインとは異なる動きに。イーサリアムは下落分を取り戻すことが全くできておらず、アルトコイン売りビットコイン買いのフローが出ている様子で、足元は流動性の一番高いビットコインは選好がされている動きが継続。

米株市場は上昇しているものの、一昨日の大幅下落分を取り戻す動きには至っておらず、大統領選挙までは株式市場の動向は重い印象。

ファンダメンタルを考えてみると今年はビットコインの半減期、DeFiバブル、そして機関投資家の参入やpaypal等決済インフラの整備等ビットコインにいい方向性を示すものが多く、長期的にも売る材料がなくなってきていることから、長期的にビットコインを保有する動きが継続するものと考えている。

短期的には取引量が緩やかに減少している点は気にしておきたいところ。下落時の取引量は急増しやすいものの、上昇時は取引量が膨らみにくい様子であるため調整安は考えておきたいが、下落したら淡々とロングで攻めていくのがベター。

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中島 翔

一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12