2020.10.29 暗号資産マーケットレポート【ビットコインはポジション調整から急落する展開】

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昨日のビットコイン相場は大幅下落。足元独歩高で堅調だったビットコインのロング勢が一気に投げた形となっており、13,000ドルを一時的に割れる水準まで下落している。

米株市場は大幅下落しており、リスクアセットが大きく売られる中で、機関投資家の大統領選挙前の売りが影響したか。ドルインデックスもリスク回避の動きから上昇しており、ゴールドも急落する等以前のビットコインの相関から考えるとネガティブな動きに。

ビットコインは流動性が薄い分機関投資家が動くと最近では大きな値動きを示すようになってきており、アメリカを中心とした大口の投資家動向にも注意が必要なマーケットとなっている。

27日から上昇した分を吐き出しており、チャート的にも少し上値が重たいような印象だが、トレンドとしてはまだ上方向は維持している状況。下記のチャートを見るとわかる通りフィボナッチの節目で綺麗に止まる動きとなっている。引き続き13,000ドルを割れる様子がなければロングポジションでポジションを積み上げていくべきところだが、無理なポジション取りは厳禁。

ポジション量はある程度保守的なポジション量にし、12,000ドル付近まで下落しても問題がないようないゆっくり時間をかけて積み上げていくべき環境。

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中島 翔

一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12