昨日のビットコイン相場は大幅上昇。ビットコインETF承認後底堅い展開が続いていたが、65,000ドルを突破するとストップロスを巻き込み急騰し67,000ドル付近まで到達。

あまり押し目を作るような動きもなく、浅い調整から上昇する動きが続いており、ショートポジションでは怖くて入ることはできないような綺麗なチャートを描いている。ビットコインETFの承認後、CMEのボリュームやオプション市場の動向を見ても大口投資家や機関投資家の資金が流入してきており、現物の出来高も増加していることから、地合いとしては崩れるような様子はないか。
イーサリアムも9月の高値まで近づいてきており、オプション市場を見ても上方向の目線がイーサリアムも強いことから、出遅れている通貨としてこれから物色される可能性があると見ている。
仮想通貨市場のニュースとして、運用会社のPIMCOがビットコインを追加購入している。
米国市場はNYダウが最高値を更新。米国債金利も1.66%まで上昇してきており、引き続き金利が上昇する地合いが継続。金利が上昇する中でも米ドルは対主要通貨に対して上値の重い展開となっており、円安が進行する中でもドル円は114円台前半で横ばいの動きとなった。一方で原油は続伸しており1バレル83ドル台に到達。インフレ懸念も引き続き残っており、インフレヘッジのためにビットコインを購入しているフローもある様子。
ドル円は悪い円安が進行する可能性が出てきており、グローバルなインフレと各国がタカ派にシフトしていることからドル円は良くも悪くも上方向で見ておくべき環境と捉えており、115円は一旦超えてくるイメージは変えていない。
個人的に気になったニュースは、クリーブランド連銀総裁が、テーパリングは早期に開始すべきだが近いうちに利上げを実施することはないという発言で、利上げを織り込みにいってるマーケットからすると少しギャップがある発言を行っている。
利上げがなくなる場合は短期金利は低下せざる得なくなるか。
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中島 翔

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